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境界線を大切にすることが信頼に繋がる話

最終更新日:2023年8月29日

今回は境界線を大切にすれば親しい人から信頼してもらえる話です。

親しくなるとキツい冗談も言い合えたり、相手のプライバシーに無遠慮に立ち入ったりしたことありませんか?

常に相手を尊重できているよ、という方は素晴らしいです!
この記事はあなたには不要かもしれませんね(^^)

私の場合、距離の取り方がヘタクソだった学生時代なんかは、特にそんな経験が多かったです。

気心知れた仲になると毒づいたことも平気で言ってしまい、何となく空気が重くなった経験があります。
相手の消しゴムの角を勝手に使ったこともあります。

逆もあります。
笑いのネタとして言われたくないことを人前で言われ、その時は「やめてよー」なんて笑ったけど、本当は少し傷ついたりしました。

消しゴムの角を勝手に使われたこともあったと思います。笑
これについては自分でも嫌だと気付いて、早々に相手にもしなくなりましたね。笑

そんな私も人生経験を経て、境界線を大切にすることが大事だと気付いてから、親しい人間関係でこういう嫌な経験をする機会が減ってきました。
相手にしていることは、自分にもちゃんと返ってくるんですね…。


きっかけは母が家族のプライベートを覗かなかったこと

境界線の大切さに気付いたきっかけがありました。
この出来事の詳細はほとんど覚えていないのですが、私が中学くらいの時の話です。

私と母の2人でいた時、母が妹の学級日誌か日記を見つけました。
無防備にポイっと置かれたそれを見て、私は当たり前のように母が中身を見ると思いました。

でも母読みませんでした。
私が何か聞いたのかもしれませんが、母は「人の物を勝手に見るもんじゃない」的なことを言っていました。

読まずにどうしたかも覚えていないし、その場のやり取りも正確には覚えていません。

ただ、「母が妹のプライベートを覗かなかった」という事実だけ覚えています。

家族じゃん?親ってそういうものじゃないの?
プライバシーなんて言葉も知らない幼い私には、そんな1分くらいの出来事がとても衝撃的でした。

きょうだいの物を横取りするようなことはしませんが、勝手に引き出しを開けて物を借りる、勝手に漫画を読むなんて日常茶飯事過ぎて、家族なんだから見てはいけないという概念がなかったんです。

その瞬間、私は母に対して「この人は信用出来る人だ!」と思ったのを覚えています。
単純だけど、そのくらい衝撃的な出来事だったんです。

【親しき中にも礼儀あり】が信頼のポイント

「親しき中にも礼儀あり」は、私が結構大事にしている言葉の1つです。

誰でも、はじめましての人とはお互い緊張して一定の距離を保てますが、親しくなって距離感が縮まってきたとき、次に大事にすべきことは相手との境界線を大事にすることだと思います。

誰にだって侵されたくないテリトリーがあって、テリトリーの範囲は相手によって違うんですよね。
私にもテリトリーがあります。

携帯を見られるのが嫌な人もいれば、相手と共有する人もいますよね。
仲間内だからといって、イジリが過ぎたら相手は不快に思うかもしれません。

相手が自分の境界線を大切にしてくれると、自分自身が大切にされているような気持ちになって、相手への信頼感がグッと上がるんです。

そうそう、私が母に感じた感情がまさにそんな感じです。
きょうだいの大切なものを大切にして、親子とはいえ相手のテリトリーにズカズカ踏み込むようなことをしない。

きょうだいのことなのに、自分のことまで大切にされているような気持ちになったんだな。

相手との境界線を大事にするようになった

相手には相手のプライベートがあるし、相手がいない時でも私は相手のプライベートにはタッチしないようにしています。

携帯電話、日記、手帳、引き出し、趣味を飾っている棚とか…。

プライベートがおざなりになりがちな家族には、特に気をつけています。

自分の子どももそうです。
幼くて管理ができないものは当然管理しますが、本人が大切にしているものにズカズカ踏み込みません。

例えば、子どもが一生懸命塗り絵をしています。
「何してるのー?」と話しかけて、とっさに隠すようなことがあれば、それは親に見られたくないものなんです。

そこで無理やり覗き込むようなことはしません。
いや、本当は隠しきれてないから丸見えなんですけどね…。笑

そうすると、完成した時に「じゃじゃーん★」と見せてくれるかもしれない。
もしかしたら見せないかもしれないけど、見せなきゃいけないものでもないから良いんです。

「私のお母さんは私のテリトリーを侵さない」ことが分かれば、子どもは私を信用してくれるんじゃないかなと思います。

親に干渉されたくないことが、今は塗り絵とか可愛いいたずらかもしれない。
でも、将来もっと深刻なことで悩んだ時に「親なら信頼できるから相談してもいいかも」と思ってくれたら嬉しいです。

親しい人こそ境界線に気をつけましょう

仕事や先生など親しくなった後も一定の距離を保ちやすい関係性の人には、心のブレーキがかかりやすいです。

でも、学生時代からの友人や家族、自分を慕ってくれる後輩とか、自分の内側もさらけ出してしまうような人に対しては、注意しなければいけませんね。

そんな私はあまり人見知りをしない性格なので、初対面の人に対してもある程度オープンに話します。
でも、自分がオープンだからと言って、相手もオープンに話すとは限りません。

昔の私は結構距離をグイグイ詰めてしまうことも多く、嫌がられることも多かったです。
今ではたくさんの人間関係を経験して、だいぶ距離間が分かるようになってきました(^^;)

それでも少し親しくなってしまうと、相手の心の準備ができる前についつい相手の境界線を超えそうになることもあります。

気をつけないといけないですね。
反省。

人間関係が上手な人や信頼できる人って、みんな相手のテリトリーや相手の大切にしているコトやモノを一緒に大切にしてあげてるんですよね。

そんな素敵な人に私もなりたいわー。
みなさんも良い人間関係を築いていきましょー!

今回は、信頼される人は境界線を大切にするというお話でした。

私のお話に興味を持っていただいた方、良ければプロフィール記事も読んでみてください。
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では次のお話もどうぞよろしくお願いします。


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