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カンファレンスが楽しいことに気付いてやりがいを見つけた話

最終更新日:2024年3月9日

今回は私が病棟看護師時代に好きだったことを突き詰めて考えた結果、誰かの未来をサポートしたい気持ちに気づいた話です。

私は看護師が合わなくなって辞めたいと考えても、やりたいことが何も浮かばない時期がありました。

働いていて自分がツラくなることはもうやりたくない、でもやりたいこともない…( ˙-˙ )

自分には何ができるんだろう?
自分がしたいことって何だろう?

今回はたくさん悩みながら、私が自分の気持ちに気づくまでの過程を振り返ろうと思います。

現状に違和感があって、やりたいこと探しをする時のヒントになれば嬉しいです(^^)

▼私が看護師やめてもがいていた頃の軌跡はこちらから読んでみてください。


苦しい看護業務の中でも楽しさを感じていたカンファレンス

病棟看護師の仕事は私にとってはとても苦痛でした。

医療処置や急変対応への苦手意識が強く、勉強してもアウトプットが上手くできないというジレンマもありました。

でも看護師の仕事の全てが苦手ってわけじゃなかったんです!

そこに引っ掛かりを感じた私は「看護師の仕事以外でやりたいことを探す」前に「ちょっとでも楽しさを感じたことを深掘りする」ことにしました。

「看護師の仕事の中で楽しさを感じること」は以前からなんとなく分かっていたことがあります。

カンファレンスをしている時の自分は少しワクワクしてたな…ほんの少しだけね( ˙ω˙ )

なので、キーワードとなった「カンファレンス」について考えてみます。

考えがたくさん出てくる感じが楽しい

カンファレンスとはミーティングや会議みたいなもので、医療用語ではありません。

私がいた回復期病棟では、患者さんがもっと良くなるには…安全に退院するためには…と話し合う機会がとても多い職場でした。

カンファレンスという場面以外でもリハビリの時、食事の時、何気無い雑談など、あらゆる場面で色んな人と相談をします。

患者さんやスタッフと話すと知らない情報が入ってきて、色んなアイディアが出てきます‪( ˙꒳​˙  )ナルホド!‬

新しい考えが出てくる感じは楽しいなと感じていました。

とはいえ「新しい考えがどんどん湧いてくる感じ」に楽しさを感じるものの

でも何か「患者さんが置いてけぼりになっているような…それだけじゃないよなぁ…」というモヤモヤ感がありました(-"-)

このモヤモヤ感を言語化すると…

  • 1人で考えてアイディアを出すことにも同じワクワクがあるのか

  • 自分のためのアイディアにも楽しさはあるのか

  • アイディアを出せば満足なのか

  • カンファレンスの場面だけに楽しさがあるのか

などの疑問が浮かびました。

この中で何となく引っかかるのは

  • アイディアを出せば満足なのか

  • カンファレンスの場面だけに楽しさがあるのか

でした。

なので、「カンファレンスの何が好きなのか」をもう少し深掘りします。

カンファレンス後の計画や評価も楽しかった

カンファレンスの場面でアイディアを出すだけが楽しいかと言うと、それは違います。

私の感じている楽しさはカンファレンスの一瞬ではなく、退院支援の流れそのものだったんです‪( ˙꒳​˙  )ナルホド!‬

看護の世界では患者さんの問題点(看護問題)の改善策を立てて(看護計画)、実施して、評価する流れがあります。

いわゆるPDCAサイクルってやつね。

退院支援とはこのサイクルを「患者さんの退院後の生活が安心、安全に過ごせる環境づくり」のために考えます。

この「退院した後の環境づくりのために何をすればいいのか」を、他のスタッフと一緒にわちゃわちゃ話すのが楽しいと感じていました。

話し合いの場では課題やアイディア、良い評価、悪い評価など様々な意見が出ます。

カンファレンスで出たアイディアは、「計画に落とし込んで実施してみたい!」って思います。

そうやって他職種のスタッフと一緒に目的に向かって切磋琢磨した結果。

「リハビリを頑張る患者さんが自分で座れるようになった!」

「お薬の袋を自分で開けられるようになった!」

「ご家族が患者さんを介助する方法を習得した!」

小さな「できた!」の積み重ね全てが、もう嬉しくてたまらないんです!

良いこともあるけど、上手くいかないこともたっっっっくさんあります!

退院支援をしていると看護の責任や苦手意識を感じるけど「苦手だからとりあえず現状維持で…」「またイチから考え直しかあ…」みたいなマイナスな考えはなくて、そこには結構前向きなマインドになれるんですよ(・∀・)

うん。
カンファレンスをしたり、アイディアを出すだけで満足するわけではなかったな( ˙꒳​˙  )

では次に、私が感じた楽しい気持ちから、私のやりがいや私のやりたいことをさらに言語化していきましょう!

ミユキという人間が感じるやりがい

自分のことを深く考えるといろんなことが連想されたり、自分の感情を知ることができますね。

  • スタッフと話し合いながらPDCAを回すことにワクワクする

  • 患者さんの退院支援をすることが楽しいと感じる

  • 患者さんができることが増えると満足感を感じる

  • 新しいアイディアが出てくることが楽しいと感じる

これらが楽しいことはわかりました。

でも「じゃあ私のやりがいは退院支援をすることだ!もう一度看護師になって病棟で働こう!」と考えると「それは嫌!」って思います(>_< )

やりがいや楽しさやワクワクを感じる気持ちは本当。
でも、看護師に戻ることにワクワクを感じていません。

なのでこのやりがいを感じる気持ちをもっと抽象的に考えてみようと思いました。

「看護師のミユキ」じゃなくて「ミユキという人間がやりがいを感じることは何か」を考えたのです。

看護師というキーワードを除外して、この楽しさやワクワク感を言語化するとどうなるんだろうと考えました。

正直、自己分析をしている中で、ここの葛藤を乗り越える作業が一番時間がかかりました(´×ω×`)

何を考えても「看護師」「患者さん」「医療」「退院」こんな言葉が頭をぐるぐるして、全然「ミユキが考えるやりたいこと」がみつかりません。

それでも考えて考えて…出てきた答えは、ものすごいシンプル。

「相手の未来が良くなるようにサポートすること」でした。

相手の未来が良くなるようにサポートをすることが私のやりたいこと

今の私は看護師から保健師の肩書を変えて、さらにライフコーチの肩書きも加えて活動しています。

肩書きが変わっても、やりたいことは変わりません(*^^*)

困っているあなたの未来が良くなるようにサポートをすることです。

いま、対象は患者さんから市民になりました。

私の業務では家庭訪問も個人を対象にしたカンファレンスもしません。

でも私がやりたいことは変わらず、窓口に来た人や電話で相手をサポートすることです(^^)!

看護師時代に培ったスキルと人生経験を活かして、頑張って働いております( •̀ᴗ•́ )و ̑̑

ここまで来てやっと繋がったような、ストンと腑に落ちたような感覚になりました。

私と関わる人たちの未来をサポートしていきたい

私のやりたいことがわかった今、私は意識的に相手の未来を見ながら話をするようになりました。

私が今の職場で意識していることは、短時間で最大限の説明と、相手が最小限の労力で次の行動に移れるために何ができるかを考えることです。

特に仕事では高齢者を対象に書類とか手続きとか、ややこしい説明をする場面がたくさんあります。

必要書類が足りなければ、一度お帰りいただくこともあります。

説明を受けたその場では「うんうん」と理解していても、帰る頃には忘れてしまうなんてこと、お若い方でもいますよね…(・◇・)/ワタシモ

そんな時は、丁寧なメモや印やマーキングなど、その人が理解できる方法を考えて相手の反応を見ながら伝えています。

サービス業としては当たり前かもしれないし、やりすぎなところもあるかもしれません。

でも、私はデスクに向かう事務作業は効率的にササッと。

でも窓口対応は最大限に丁寧に対応するようにしてます(^^)

だって私のやりたいことは事務作業じゃなくて、窓口に来たあなたの未来が良くなるようにしたいから(*^^*)

今の職場も相手からフィードバックがもらえることはほぼありません。

ご意見を頂くことがあっても、お礼をわざわざ言われることは稀なことですね。

ところが、そんな私も嬉しいことがありまして、以前困っている患者さんから電話相談を受けて、上司や同僚からアドバイスをもらいながら、最大限のサポートをしたときです。

後日、ご家族から「丁寧なサポートをありがとうございました」と名指しで書かれたお礼のお手紙が職場に届きました。

これはめちゃめちゃ嬉しかった((o(*>ω<*)o))!!

この後も嬉しいことに、名指しでお礼のお手紙やメッセージを頂くことが数回ありました。

わざわざお電話を頂いたり、お礼を言いに来所された方もいらっしゃいました。

いや〜もうね、マージで嬉しいっ٩(>ω<*)و!!!

今後も、「私に相談して良かった!」「私に話したからエネルギーがもらえたよ」と言ってもらえるように頑張りたいな。

2年かけてたどり着いたやりたいこと

途中、「それでも考えて考えて…出てきた答えは、ものすごいシンプル。」のところは省略してしまったけど、今回のお話は上の内容を4000字くらい書きました。

読めば5分くらいでしょうか?

私はこの自分がやりたいことの答えに辿り着くまでに2年かかりました。

私の2年間って5分で済むのか…。笑

私は口もおしゃべりですが、頭の中もおしゃべりです。

一つの事柄からたくさんの枝葉が出て、それぞれが連想ゲームみたいに考えが浮かんで、結局何がなんだか分からなくなって振り出しに戻る。の繰り返しでした。

  • やりたいことを見つけるためには、好きなことを考えれば良いの?

  • 嫌なこと、やらないことを考えれば良いの?

  • 「やりたいこと」は「できること」なのか?

  • 「私のやりがい」なのか「相手のためになること」なのか?違いが分からん。

  • 経験から考えたら結局「看護師をやる」ことになっちゃう…それはイヤ。

  • 仕事は苦労がつきもの、やりたいことだけをやるのは逃げと一緒だよな。

  • やりたい、やりがい、できる、好き、楽しい、嫌い、苦手、何をどう考えたら?

  • やりたいこと=仕事、お金、生活、人生…どれで考えたら良いの?

  • 深掘りしたくても語彙力が足りん

  • やりたくないことは浮かぶけど、やりたいことなんかない

  • 私って何者なんだ…

  • 待って、この結論はさっきも考えたな。無限ループか?

  • 「これが答えじゃない!?」と気づいたら現れる「でも…」「だけど…」

  • 私には実力が足りなすぎる

  • 余計な過程はいいから。今、私は何をしたら良い?誰か「答え」を教えて

  • 1人で解決しないといけない。だって自分のことだもん

減らして書いてもこれだけあるの。
頭の中はぐっちゃぐちゃのジャングル。

だから2年もかかったんです…。

当時、メンタルが落ちていてマイナスに考えてしまいそうになるのを、必死でポジティブにしようとしていました。

私の試行錯誤の苦しみを書くのはまたの機会にして、今回はその中で事の顛末(てんまつ)の部分だけを抜粋・省略しながら書きました。

これだけの悩みや紆余曲折を繰り返しながらたどり着いた「相手の未来が良くなるようにサポートする」なんです。

頑張ったけど…2年は長かったな…。

ここまで読んでくださりありがとうございます。
もし、「なんかよくわからんけど、コイツ頑張ったんだな」と思っていただけたら、スキ、コメントお願いします!

今回は、看護師時代を振り返ってみたら自分が大事にしている看護観がより明確になって、今後の人生で大切にしていきたいことに気づけたお話でした。

私のお話に興味を持っていただいた方、良ければプロフィール記事も読んでみてください。
▼プロフィール記事はこちら↓↓

今回のお話は私の思考をまとめましたが、行動から得た気づきもたくさんあります。
以下は私の過去のストーリーですが、あなたの気づきになるかもしれません。
読んでみてください!

▼看護師を辞めて次の行動を始めた時のお話

▼副業を始めたことで学んだことのお話

▼私自身がコーチングを体験したお話

では次のお話もどうぞよろしくお願いします。


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