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専業主婦からのキャリアアップ〜簿記3級 一発満点合格の方法〜

合わない職場で働きつつ、次に向けての準備をするため、私はまず簿記試験を受けてみようと思い立った。

簿記は、働いていく上で、また生きていく上で必要な知識である。(常々、簿記や法律の知識は、さわり部分だけでも学校教育に組み入れるべきだと思っている)

しかし、20代の時は、自分の勤務先の財務状況だとか、部署の利益に無頓着なまま、とにかく目の前の仕事をこなすのに必死で、会計的な知識がスッカラカンだった。

そこで、社会人として仕切り直すにあたり、基本的な会計知識は必須だと考えたのである。

試験を思い立ったのは、8月の初旬。11月の試験を目指すことにした。

テキストは、Amazonで人気だったTACのものをチョイス。 

https://www.amazon.co.jp/合格テキスト-日商簿記3級-Ver-9-0-よくわかる簿記シリーズ-TAC簿記検定講座/dp/4813269001

しかし、商学部出身でも商業高校出身でもない文系学部の自分には、貸方借方の概念に慣れることすら難しい。

そこで、たまたま発見したのが簿記系ユーチューバー ふくしままさゆきさんの動画である。

https://m.youtube.com/channel/UCGDec349YIziUytZzc3d7Yg

この方の簿記3級シリーズを、インプット用の講義としてみることにした。初心者にもとても分かりやすく、論理的に説明されているため、とにかくサクサク頭に入る。まるで大学受験のカリスマ講師のようだ。

わざわざ簿記の学校に通わなくても、この動画を授業の代わりに視聴し、その上でTACのテキストを読めば、スムーズに理解できるのである。(時間のないワーママには最適である)

パブロフ簿記のテキストも、インプット用として人気だが、個人的にはあれは若い人向けだと思っている。パブロフは、「受かるために、こういう風に覚えちゃいましょう!」という記憶に頼るやり方が多い。これは、学生ならともかく、アラサーアラフォーの脳にはキツいのだ。しかし、理論的に理解していれば、覚える量は少なくて済む。やはり、社会人の簿記インプットには、ふくしままさゆき動画を強くお勧めする。

さらに、頭に入れた記憶を定着させるために、パブロフ簿記のアプリを活用した。これを会社の昼休みや、ちょっとしたスキマ時間にどんどんやるのだ。

https://pboki.com/app/app.html


1ヶ月目...ふくしままさゆき動画(全24回のうちの10回くらいまで)および、該当箇所のテキスト。隙間時間にパブロフのアプリ。

2ヶ月目...ふくしままさゆき動画(残り全て)および、テキストの残り全て。隙間時間にパブロフのアプリ。

3ヶ月目...TACの過去問を購入し、前半の問題集部分をやる。(過去問自体にはまだ手をつけない)次に、パブロフの問題集をやりながら、過去問レベルの難易度に慣れる。特に支払家賃など、経過勘定のあたりはしっかり理解すること。これは、パブロフ簿記問題集の解き方説明や、ふくしままさゆき動画を見ながら、自分の頭で慣れてくしかない。(YouTube動画&テキストの難易度と、問題集の難易度がだいぶ違うので、ここを乗り越えられるかがポイントとなる

TAC過去問の問題集部分を8割マスター&パブロフ問題集が6割程度できてきたら、過去問に入る。(パブロフ問題集はすべて解けてなくても良い)

テキストと動画がしっかり理解できていれば、第3問と第5問以外はそこそこできるはずである。(仕訳は、パブロフのアプリをやりまくり、勝手に手が動くくらいのレベルを目指す)

次に、会社の昼休みなどに時間を計り、精算表や損益計算書、試算表など、ボリュームのある問題にトライする。(第3問、第5問対策)

最初は合計金額を間違えがちだが、何度もやればミスは減ってくる。

テスト2週間前からは、毎日子供を寝かしつけた後、ひたらすら過去問一回分を時間を計って解き続けた。

この勉強法で、11月の試験で、一発満点合格となった。(ネット受験ではなく筆記でした)

全体的な感想としては、とにかく仕訳が全て。3級はまさに仕訳を制するものが試験を制するのだ。とにかくひたすら、仕訳を感覚で瞬時に解けるようにし、苦手分野をつぶすのである。

仕訳について、どうしてこうなるのか?は、ふくしままさゆきの動画解説一択である。一瞬あれ?と思う問題が出たとしても、この動画で学んだ理論で考えれば、ああこういうことか!と、紐解けるのだ。

仕訳に慣れる、頭に叩き込むのは、とにかくパブロフのアプリ。これは、全部正答できるくらい頭に入れておくと、次の二級受験でも役に立つ。

それと、忘れてはならないのが、パブロフアプリに特典でついている模擬問題である。これは、なかなか良問揃いだ。私が満点合格できたのは、この模擬問題のおかげといってもいい。

今年から3級もネット受験が始まっているが、上記の方法で独学を行えば、おそらく満点合格できる確率が高いと思う。

簿記素人からすると、3級でも十分頑張った感があるのだが、2級に進むと難易度と量も全く比較にならない大変さなのである。

それを独学で合格するためには、3級はほぼ不明点ナシで合格できるレベルまで引き上げておいた方が、後が楽だと思う。

ちなみに、この3ヶ月間は、夜9時に子供の寝かしつけを完了させたら、11時まで勉強するという生活だった。(たまに寝落ちする日もある)

眠気に耐えきれず寝た時は、朝5時に起きて朝勉するという方法をとった。

子供の世話や家事のない方であれば、1ヶ月で取ることも可能だと思うが、ワーママだと3ヶ月くらいが負担にならないと思う。

次回、2級編いきます。


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