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ベビー絵本の選び方のコツ

 2才前の子どもにとっての絵本は、パパやママ、周囲の大人が言葉がうまく通じない赤ちゃんに向かって話しかけるための道具だと思って選ぶことがポイントです。

 発達心理学や認知心理学などの研究結果を踏まえて赤ちゃんがパッとアテンションすることがえきるようにデザインされた赤ちゃん絵本を選ぶことが、まずポイントです。そうした絵本の中から、パパやママが「これならいろいろ楽しくお話できそうだな」と思える絵柄、内容の絵本をお選びになると良いでしょう。

 発達心理学や認知心理学などを考慮してデザインされているということは、どういうことでしょうか。生後数ヶ月の赤ちゃんは、人間の二つの目に焦点が合い、アテンションがいくように本能的にプログラムされています。くっきり黒い目が描かれている、輪郭線がくっきりして、カラフルな色使いのものに興味を示す傾向があります。またカシャカシャ音のする布絵本に興味を引きつけられます。生まれたてからお座りの時期までは、こうした要件が組み込まれてデザインされている絵本を選ぶと、赤ちゃんのアテンションをたやすく絵本に引きつけながら、楽しくお声掛けしてあげることができます。

 分かる分からないをあまり気にせずに、いっぱい絵本に出てくる物の名前や色、形、数などなどゆっくり優しい声で繰り返しながら絵本を見せて、赤ちゃんがじっと見て興味を示したら、もう十分です。毎日少しずつそうした時間を繰り返して絵本で遊んであげて下さい。

 お座りするようになり、両手が自由に使えるようになってくる時期からよちよち歩きの頃の赤ちゃんは、何でも手で触ったり、指をさしたりなぞったりして、アテンションが次々に移っていきますので、絵本も、溝が彫ってあったり、穴が空いていたり、フワフワした素材やザラザラした素材などが貼ってあったりするベビー用の遊びがいっぱいの絵本を選ぶと良いでしょう。舐めたり落としたりしても破れにくい分厚いボードブックを選ぶことも重要です。

 この頃の赤ちゃんは、指でなぞったり、指をさしたり、触ったりするところにアテンションが行きますので、その指の動きに合わせて、色・数・形・モノのお名前や形状を表す擬音語(フワフワ、ザラザラなど)を、合いの手を入れるような感じでお声掛けしていくのが、スムーズに発語につなげていくコツです。あちこち動き回って、なんでも触ってお口に入れてという赤ちゃんに、普段小まめにお声掛けするのは、なかなか大変です。周囲の大人も、安全に迷惑をかけずにと気にかけて、動き回る赤ちゃんについていくのがやっとで、「あー、ダメダメ、こっちこっち、そうそう、ナイナイねー」など、肝心の言葉掛けが全然できなかったりするのが、現実です。ベビー向けの絵本は、こうした「指をさしたら、なぞったら、色・数・形・モノのお名前や形状を表す擬音語などをお声掛け」することを手元で上手にコントロールしながら進めていくための道具なのです。

薄い紙のツルツルの絵本では、アテンションが散りがちな赤ちゃんには、上手にお声掛けする道具になりませんし、赤ちゃんから自発的に指をさしたり、なぞったりすることも、なかなか難しい場合が多いので、予め溝が彫ってあったり、穴が空いていたり、フワフワした素材やザラザラした素材などが貼ってあったりと、赤ちゃんが自発的に指さしたりなぞったりしやすく作り込まれていて、大人の方も、色・数・形・モノのお名前・フワフワやザラザラといった擬音語などを、意識せずとも自然にお声掛けできるようにデザインされているものを選ぶと、大人も赤ちゃんも楽しく自然に発語につなげていくお声掛けができるのです。

 赤ちゃんに、いろいろお声掛けしてお話するのは、伝わっているのかいないのかよく分からないことと、共通の話題というものがないので、なかなか大変です。ただ日常些細なことでも、あれこれこまめに話しかけることは、子供の発語にとって、とても重要です。  ベビー用にデザインされた絵本を使うことで、赤ちゃんへのお声掛けのコツが分かるようになれば、絵本がない日常の場面でも、その子が見る先、アテンションして指差す先にあるもののお名前や色・形・数・形状(ふわふわ、ゴツゴツ)などを話すことや、その子自身に向かって「かわいいね」「ふくふくだね」「いい子だね」などと、自然と語りかけていくことができるようになります。また、そのような語りかけが多ければ多いほど、赤ちゃんとのコミュニケーションはスムーズになっていき、意思疎通も無理なくできるようになっていきますので、その後の育児の大変さも大きく軽減され、一緒にいることが、どんどん楽しくなっていきます。


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