言われた通りにやる能力には、強みはない。けれど、教育現場にも限界がある。
自分自身の強みについて、考えたことはありますか?
面接でよく聞かれることなので一度は考えたことがあるかもしれませんが、
大人になって改めて考えると、
昔と違って見える部分もあるかもしれません。
強みとは、
他者との差から生まれます。
そしてそれが付加価値となりうること。
自分の強みが活きる場所を選ぶことが生きていく上で大事なのだそうです。
社会人になって自分の人生を自分で切り開いていく年齢になったらそれは確かに納得なのですが、
私は保育士をしているので、
子どもたちに置き換えてこれを考えてみました。
すると、、、
保育者の立場からすると、
言われた通りにやる能力は強みではないかもしれないけれど、
全員が全員言われた通りにやらず強みを見せつけられたら、
クラス崩壊、ゾッとします。
小学校、中学校の先生たちも同じ気持ちなのではないでしょうか。
おそらく日本の教育の仕方にも原因はあるのでしょうが、
今のままの職員配置、保育の仕方では、
子ども一人ひとりの強みを活かしてあげられないんだな、と実感しました。
正直、言われた通りやってくれる方が楽だし、
言われた通りやってくれたら褒めたくもなります。
逆に、言われた通りやってくれなくて何度言っても話を聞いてくれない子は、
困った子とか、手のかかる子とか、そういうふうに思ってしまいますよね。
でも実際に社会に出た時は、
自分の思いのままに生きてきた子の方が強みがある。
どうしても矛盾が生まれる。
子ども時代の強みを、そのまま大人になるまで持っていてほしいとは思いますが、
そのためには日本の保育、教育現場の実態を知り、変えていくことが必要だと思います。
もっと子どもに寄り添って、出る杭を打たない保育をしていきたいなぁ。
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