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とてもフランス的ある隣人


2020年2月29日

またまた、同じ建物内に住む私の隣人のお話ですが、私に直接迷惑が掛った分けではありません。ありませんが。。

フランスの法律では、大家に比べて弱い立場とされる賃貸人は法律によって権利が守られています。でもそれを逆手にとって居座り続ける人が後を絶たないそうです。こう言う人達のことをフランス語でスクワッターと呼びます。

実は、ウチの斜め向かいの住人もその一人なのです。

その住人の以前の家主の時から支払いをしなくなり、ある日、その家主が亡くなってしまい。。、そのご家族が家主となったわけですが、突然のことなのと家族関係も複雑なのか、その賃貸人のことは後回しになり、しばらくそのままになってしまっていたのだそうです。もちろんその賃貸人はこれはラッキーとそのまま居座り続け。。そしてようやくその賃貸人をどうにかしようと数年間手を尽くしたそうですが、法律に阻まれて追い出すことができず、ついにはその新しい家主は、そのスクワッター付きでそこを売ってしまったのだそう。

居座る賃貸人にも驚きますが、スクワッター付きで売れると言うのにも、これまたびっくり!もちろん余計なものも付いているので、買い叩かれたことでしょうね。いい災難ですよね。

ところがこのスクワッターの男性、私はたまに階段などで見かけるのですが、いつもなかなかおしゃれな服装でいるのです。

そして時々旅行なんかにも出かけている様子。何せ、家賃無料ですから、ね。笑でも、水道料金は節約しているか、それとも水が停められているかどうか、事情は知りませんが、この男性、共同トイレの中に大きな桶を置いて、暖かい日になると、そこで身体を洗っていたり、洗濯していたり。。。

これじゃあ、大家さんが賃貸人を選ばなきゃいけないのも理解できますよね。

それにしても、与えられた権利は、他人の迷惑顧みずに平気で堂々と利用する、という、いかにもフランス的なお話ではありませんか? 


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(フランス語訳は、日本語の文章に訂正を加えたので、少し日本語と違っています。ご了承くださいね。)

Un voisin qui habite « à la manière très française »

Cette fois, c'est encore un de nos voisins de notre bâtiment. Il ne m'a pas directement ennuyé, mais...


En Français, les locataires en situation de précarité sont protégés par la loi française. Exploitant la loi, les personnes qui s'incrustent sont de plus en plus nombreuses. Ils s'appellent squatteurs en français.


Le voisin d'en face est aussi l'un de ces squatteurs... Depuis qu'il loue à l'ancien propriétaire ce studio,il était en retard de payement de plusieurs mois sur son loyer.

Un jour, l'ancien propriétaire est décédé et sa famille en a hérité. Il n'a pourtant pas vidé le studio. Finalement, la famille a vendu le studio avec ce squatteur !


Mais, quand je vois parfois ce voisin dans l'escalier, il porte les vêtements assez chics ! De plus, il semble qu'il parte de temps en temps en vacances !


Il met un grand bassin dans les toilettes communes et il se lave ou lave ses vêtements quand il fait doux. Je ne sais pas trop s''il fait cela parce qu'il veut économiser l'eau.


Je peux comprendre pourquoi en France, les propriétaires doivent bien choisir leues locataires.


Tout de même, n'est-ce pas l'histoire typique française ? Si une fois que les droits sont donnés, on les exploite tranquillement jusqu'au bout sans tenir compte des ennuies des autres...


今回の訂正はアレクサンドルさんにお願いしました。ありがとうございました!

「大家に比べて弱い立場」ですが、私はうだうだと書いてしまいましたが、アレクサンドルさんに一言に訂正して頂きました。それは、précarité。「不安定、不確実、一時的なこと」ですが、経済的に安定しない状態に使われているのを耳にします。本当にフランスではこの単語よく聞かれます。。。

それと、アパートを借りる、は「~を賃借りする」のlouer。 家主からアパルトマンを借りる、は、louer son qppqrtement à un propriétaire。なんだかこのà がしっくりきません。deを使いたくなっちゃいますよね。でもここはぐっとこらえて、à ということで!

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