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理想のピザ。そしてそれは理想の。。。


時々無性にピザが恋しくなります。何がきっかけなのかは分からないけど、突然、「あ〜、美味しいピザが食べたい!」となる。

久しくピザにご無沙汰してるし、あの薄手の生地に美味なトマトソース、そこにとろけるチーズさえあれば、もう何もいらないのに。今食べたい!今すぐ食べたい!と、ピザにうなされる時があるんです。

ピザ、これ、忘れている時はすっかり忘れててちょっぴりでも頭に浮かばない。この世にピザなんてあったことすら忘れてる。だって世の中には他にも色々ある。そっちの方がむしろ大多数。。

「ね、ピザにしてみる?」

なんて誘われても、その気じゃない時はちっとも食指が動かない。

「う〜ん、、今は気分じゃないんだよね。。」

なんてね。

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ところが、どういうきっかけなのかは全然分からないんだけど、ある日ある時突然、ああ!!ピザ!!ピザが欲しい!!ピザ!ああなんて甘い響き!となる。そうなるともう頭の中はピザだらけ。

どんなピザがいい?そうだなぁ、ゴテゴテしてなくて、一見地味。美味しいトマトソースがしっかり乗ってて、チーズがとろとろしっとりたっぷりなやつ!頭の中のピザはもう手に届かんばかり。

なのに。。。。。

理想のピザに巡り合った記憶がない。こんなにイメージはしっかりあるし、心の準備も万全。ピザなんかこの世の中どこにでもゴロゴロ転がってる。ましてや私がピザを手に取る時は、私自身が欲していて全身ピザ受け入れ態勢になっている、のにも関わらず、今まで理想のピザに出会った記憶がない。

そのピザ、その次のピザ、の後で、いつもよぎるこの感覚。。これが理想のピザ??何かが違う。これだと思ったのに、何かが違う。。そうよ、本当の理想のピザはまだ他のどこかにきっとあるはず!

と、同じ繰り返し。。。。

そしてまたしばらくの間、ピザのことなどすっかり忘れている時間が過ぎる。だけど私は知っている、またきっといつか、どうしてもピザが欲しい!となる日が来ることを。そうやって理想のピザを追い続けることを。

で、最近気が付いたけれど、結局のところ、「理想のピザ」なんてものは存在しないんじゃないのかと。存在しないものだからこそ、頭の中の理想のピザは神格化していって、ますます現実のピザから乖離して、決して巡り会うことはない、と、そういうことなのではないかと。

そう、きっとそれが「理想のピザ」。。。

ところで、今回のこのタイトル、「理想のピザ。そしてそれは。。。」そしてそれは、、、、なんなんでしょう?笑 

この私のエッセイの中の「ピザ」、この言葉を「恋」に変えて読んでみてください。分かりましたか?タイトルの続き。ええ、それです。きっと存在しない、「理想の」それ。どちらも甘美でとろけそうで、でもきっと永遠に巡り会えることはない。。。

前回の新しい動画は、編み込みピザ。これを作った時も、どうしても恋、いえ、ピザを欲して、えい!っと作ったもの。とっても美味しいし、見た目もオシャレ。でもやっぱり、、、理想のピザはまだ別にある気がしてるんです。笑






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