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ちょっと恐い体験

明日8/20(土)は、“ほんこわ”(「本当にあった怖い話 夏の特別編2022」フジテレビ)があるのが楽しみで仕方がない。もしかしたらわたし自身、一年で一番楽しみにしているテレビ番組かもしれない。

幼い頃、夏休みにはばあちゃんの家によく行った。ばあちゃんはテレビが好きで、昼は必ず、「みのもんた」のテレビをつけていた。普段は視聴者の人生相談とかを電話出してたやつ。(番組名を忘れてしまいました)で、それが夏になると「あなたの知らない世界」ていう心霊コーナーを毎日やるの。視聴者からの怖い話を再現VTRにしてるんだけど、ばあちゃん家で見るそれ、子供心に怖かった。

よく考えると、ばあちゃんはオカルト好きだった。それを継ぐ形になった孫ズ。(わたしと妹)きっかけはみのさん、ということになるのかもしれない。

“ほんこわ”の映像は怖い。逆に最近よくある心霊特番とかで、「動画に映っちゃった!」てやつ、あれは全く怖くない。
なんなら昔ながらの心霊写真とかのが怖いし、だったらいっそ、怖がらせるために作られた“ほんこわ”などのストーリーもの、ホラー映画のがまだ怖い。最近個人的に一番怖いと思うのは意外と“語り系”だと思うけどどうだろうか。

先日この映画を見た。
「事故物件 恐い間取り」(2020)

                  ※Filmarksより

お笑い芸人松原タニシが事故物件にあえて住んだという実話をもとにした映画。


まずこの映画に関しては、ラストに向かって怖くなっていくのかと思いきや、ラストが一番怖くない。笑 
これから見る方で、恐いものが苦手な方は、ご安心ください。

でも“間取り”て、気になるワード。
わたし自身、自分で賃貸アパート探して住んだ経験は一度しかなくて、しかもそこでは特に嫌なこともなくて8年くらい住みました。それは2Kの物件で、玄関開けるとすぐお風呂とキッチンがあって、仕切扉の向こうに続けて二間(4.5畳→6畳)だから縦に三部屋が並んだ形のアパートでした。角で日当たりも良かったし、不便はありませんでした…と、ここまで書いて、そういえば。今、ある出来事を思い出しました。

当時一緒に住んでた男が、妙なことを言うのです。玄関から一番離れた奥の6畳を寝室にしていたのですが、
「なんかさー、この部屋(一番奥の6畳)に来ると、あっちの部屋(玄関に近い4.5畳)から、爪切ってる音、聞こえない?」

その話をしている時わたしと男は6畳の部屋にいて「さあ寝よう」というタイミングでした。音など気にしたこともなかったわたしですが、既に暗くしていた部屋で布団に入ると、確かに隣の部屋から、爪を切っているような「パチ、パチ」という音が聞こえるのです。
わたし「ほんとだ…」
男「でしょ?」

しかも男は、「6畳に来て襖を閉めるとよく鳴ってる」と言うのです。
いや、男よ、いつからこの音に気づいていたのか。

その音は、規則的なようで不規則でした。本当に爪でも切っているかのような間隔でパチ、パチと。何回か聞き流しましたが鳴り止まないの。そこで試しに襖をガラッ!と勢いよく開けてみた。すると…
音が止まったの!!

それでね、それでね、襖閉めるとね…
鳴り始めたんですよ、またパチ、パチって…!!

今思い出したこの話ですが…。思えばこれは、かなり霊現象に近いのかな?笑
でもね、既に4年くらい住んでたんです、そのアパート。男は完全に霊だと信じ込んでいましたが、わたしは何か電気系統のものから出ている音、もしくは盗聴器などの可能性も否めない(それはそれで怖いけど、もう確かめたくもない笑)という感覚で、結局「なんだろうね」で流してしまった。そこからさらに4年くらい住みましたね。笑

なんというか幽霊も、気にしない人の前ではよほどのことでない限り、大したものではないのかなぁ。でも、松原タニシさんみたいに、“あえて”とかはしたくないなぁ。

爪切りおじさん、今どうしてるかなぁ?(おばさんだったかもしれないけど)


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