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【雑記】創作大賞感謝会

 創作大賞の中間発表がありました。
 残念ながら選考外となりましたが、沢山のスキや感想などありがとうございました!
 ということで拙作のあとがきみたいな何かです。

 ……更新おやすみします! の告知が来ると思っていたみんな、すまない。そういうこともある。

何故「ナナシノ」を選んだのか

 自分の中で世界観がある程度固まっているものなので、制作に着手しやすかったのが理由です。ただ、ナナシノ世界の一番の特徴「魔力を持つ者と持たない者がいる」「魔物がいる」等々の設定をあれもこれもと出す話になると14万字では足りない気がしたので、別の国にいる別の種族を引っ張ってきました。それが、名前だけは過去の作品で出ていた(はず)アマテラスです。
 来年も懲りずにナナシノで書いてそう(反省してくれ)。
 その時は本編時間軸みたいな長編を作りたいですね。

気をつけたところ

 誰に感情移入してもひとつの物語になるようにしました。そういう意味で一番扱いに気をつけたのがフロルです。終盤の「戦い」で唯一あんまり関わらなかったキャラなので、別のところで見せ場を作りました。また、中盤のノアもやることが「魔術を教える」で地味だったのでそこはもうラスター側であれこれ作りました。今となっては無理に授業風景入れなくてもよかったかな~……とか、あれこれ思うところはありまくりますが……。
 逆に終盤の戦闘では現場に居たのにラスターがなかなか目立たなかったのであれでも結構テコ入れが入っています。
 反省点しかないなこれ……。だから落選したのでは?(ちくちく言葉はやめよう!)

 ちなみに、ナナシノの主人公はノアとラスターのふたりですが、この話に限ってはノアとヒョウガで作っていました。

反省点

応募要項を勘違いする

 最後に応募要項を再確認した際に、うっかり漫画原作部門の規定をファンタジー小説部門のものと勘違いし、慌てて構成を弄りました(ポンコツ)。
 つなぎを滑らかにし、1話1話面白くなるように再編した結果、全19話約70000字の「ノアと冬に愛された子」が誕生したわけです。
 本当はプロローグ+6章+エピローグで、今の構成と全く変わらないのはエピローグだけです。
 ただ、よかった点もありました。全19話にした結果、〆切との兼ね合いで一日2回更新の必要が生じました。普段は夜9時の更新ですので、休日昼の更新で普段はここを覗かない方にも見てもらえる機会になったかなぁと思います。効果の程は知りませんが。

 ただnote運営さんよぉ、応募に関する重要な情報を複数の記事に分けるの分かりづらいんで何とかなりませんか?
 あらすじのフォーマットはどこだっけな? って探しながらキレ散らかしたのは私です。だから落選したのでは?(ノーモア、ちくちく言葉)

夏なのに……

 読んで下さった方はなんとなく分かるかもしれません。舞台のプレメ村は、ヒョウガと精霊が意図せず引き起こした冬によって、夏(初夏)が失われた場所です。
 夏の暑い時期に寒い冬の描写をする羽目になったのです。筆が結構止まりました。氷囓りながら書いてました。
 ですが、暑い季節に涼しさを感じられてよい(意訳)という感想を頂きましたので来年も精霊くんには暴れていただこうと思います

小ネタ

 第十一話「雪曇りの下で」。ソリトス王国にやって来たヒョウガの頭を撫でようとして、手を払いのけられてしまった灯台守
 ⇒「趣味で塔を造る人」に登場するトルンのこと。「たはは」という特徴的な笑い声がヒント。


 第十二話「ラスターのおはなし」。「人間不信の偏屈情報屋をやってる」というラスターの知り合い
 ⇒ナナシノ魔物退治屋の他の話に度々登場する情報屋、コバルトのこと

↑出演作はたくさんありますが、こちらはコバルトがノアと初めて出会ったときの話。
 今よりちょっと丸い気がする


 第十三話「一歩ずつ雪を踏みしめて」。「弟子は師匠に似る」と言ったラスターが巨大ワームのマネをする
 ⇒「ルビアレト村の魔物退治」より。

 強情なノアと折れるラスター。

 エピローグ。「ノアがキュウリを囓りながら報告書書く」というラスターのセリフ
 ⇒「締切前のチョコレート」より。昼ご飯を食べる時間すら惜しいノアの昼食としてキュウリが登場するも……。

 これは分かる人には分かればいいな、という遊び心で、尚かつナナシノを知らない人のノイズにならない程度に入れたつもりでしたが、如何でしたでしょうか……。

おわりに

 いい意味で力を入れずに気軽に応募したので、「悔しいです!」みたいな気持ちはそんなになかったり……します。全く、ではないですが。
 ビュー数増えた恩恵があったのかなかったのかさっぱりですが(その時点でないと思われる。)、やってみてよかったと思います。久々に7万字書いたので、長編への心理的ハードルも下がったような気がします。
 また来年どうするかは決めてないですが、お話自体はぼちぼち作っていきたい~! です。
 今後ともよろしくお願いします。




 オマケ・応募作をちょいちょい読んでいて思ったこと

 様式無視して失格に該当している人がすっごく多かった
 試しに数えたら百超えてたので数えるのをやめました。
 来年応募します! って人は、どこに何があるのか分かりづらい応募要項をしっかり読んで、せめて土俵に上がるまでのことはしてほしいな~と思います。

気の利いたことを書けるとよいのですが何も思いつきません!(頂いたサポートは創作関係のものに活用したいなと思っています)