「ただ愛されたいだけだった」~私の原点~

「私は一体何のために生きてるの?」
10代のころから私の頭の中にいるこの疑問。
考えたってはっきりとした答えなんて出るはずはないのだけれど、それでも考えずにはいられない。大人になればわかるのかな?結婚して子供ができればわかるのかな?そんな風に少し期待しつつここまできたけれど、未だに生きることの意味を探してしまう原点は、おそらくそれは私の子供時代に抱えたトラウマのようなものが関係しているのではないかと思っている。

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居場所がなかった子ども時代

うちはどこにでもあるごく普通の中流家庭。
両親がいて、兄弟もいて、誕生日やクリスマスなどのイベントもそれなりに過ごしていた。裕福ではないもののよそから見れば十分幸せそうな家族だったと思う。

ただ、物心ついたころから
私は生きるのが辛かった。
なぜなら両親はいつも喧嘩していたから。子供の私に原因はよくわからなかったけど
母親はいつも不機嫌で、父親は自分の世界から出てこない。
家の中はいつも嫌な空気が充満していて
ただひたすらに辛かったし、実はその時のことはよく覚えていない。
きっと自己防衛のために記憶しないようにしているのか、または思い出さないようにしているのかはわからないけど、とにかく何かにひたすら耐えて、いつもそこから逃げ出したかったということ以外あまり記憶がない。

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