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他サポでも思う「闇が深い」王国清水のinside

皆さんはDAZNで放映された、清水の清水 -CHANGE- のEPISODE 1をご覧になったのだろうか?

今シーズン始まる前には権田・原輝綺などを筆頭に積極補強をし「優勝候補」とまで言われ、蹴球王国清水の再建に任せられた。
C大阪での契約満了を受けて失点を減らす為に清水へやってきたミゲル・アンヘル・ロティーナ監督だったが、現実は最終節まで残留争いをした清水
何が原因だったのだろうか?

【橋本・藤田・清武がいない清水】

東京V時代にはベテランである橋本英郎がC大阪(最終所属は長野)から2017年に東京Vに加入した。
その橋本が首脳陣と選手とのパイプ的役割をしロティーナがやりたいことを選手に噛み砕いて伝えてたようである

ではC大阪の時はどうだったのであろうか?
C大阪はサラゴサやソシエダなど一度は聞いたことがあるようなチームで監督経験があるリージョから指導を受けていたサッカーIQの高い藤田をロティーナ初年度の2019年に獲得した。

また藤田に留まらずラ・リーガでプレイ経験のある清武も存在も大きいのは確実で、C大阪では柿谷と1番2番を争うような影響力を及ぼしたのは確かであろう。
このようなSpanish Footballに対して理解がある選手が居たために選手にやって欲しいことや方針などがシェアされていたのであろう。

では清水はどうであろう?
ロティーナと共にC大阪から片山、夏には東京V時代に主将だった広島から井林を獲得したが何方もリーダーになれるような存在ではないのは確かだろうし、片山はシーズン途中に負傷で戦線を離脱した。
移籍1年目でA代表常連であればリーダーになれるでしょう(実際権田がそうだった)が言い方が悪くて恐縮ですが、古巣でローテ要員だった選手にいきなりやらせるのは荷が重いのは確実であると思う

【選手の入れ替えが激しい冬、夏には落とし込み終わってないのに補強しまた混乱を…】

思い返せば今年の清水は最初に述べた通り「大型補強」を敢行した。
権田、原輝綺、サンタナ、片山、永井、鈴木義宜、ディサロなど取ってきたということは、同時に大量放出もしたことになる鄭大世、ティーラシン、金井、六反などである。

チラホラ清水の試合を見てたがC大阪時代と比べて「夏になっても戦術の落とし込みがまだ終わってないと」 思ったのに関わらずフロントは松岡・井林・コロリ・ホナウドと特別指定で早稲田の加藤と筑波の山原と取ってきたのである。
そうなれば築いている途中のモノを連携の面や特徴など含めて一から築き上げる必要があったのではないだろうか?

【ロティーナ・イヴァンとズレが生まれてた平岡・篠田】

これはあくまでも率直な感想としてズレていたということである。
2人が分かっていなかったのか、或いはわざと「アレでは伝わっていない」と言いたかったのかは分からないが、ロティーナとイヴァンはは少しでも"失点を減らしたい"、平岡と篠田は"選手がどうさせたい"と考え方に差異が生じていた。

もし2人がロティーナのやりたいことを分かっていなかったと仮定するとコーチがやりたいことを落とし込みが出来てないことになる。当たり前だがイヴァン一人で修正出来る範囲ではなくなる。サッカー論に差異が生まれていたことになる。

当たり前だがやりたいサッカーが統一されてなければ選手は困惑するし混乱するだろう

【そもそも日本の文化で植え付けることを難しい一面も…】

浦議チャンネルで浦和戦の試合後に解説などをする河治さんはこのような分析をしている

確かにその通りであると自分も思う。恐らくだが野球と似たような考え方であろう。
例えば1死1塁で1塁ランナーが盗塁を仕掛けてキャッチャーがセカンドベース目掛けて刺しに行く訳だが、セカンドかショートがベースカバーに入るが、後ろにもう1人そのどちらかが逸れた時の為にカバーリングをする。少年野球レベルになるとセンターまでもがカバーリングに入るのである

「そないあれば憂いなし」の考え方であり、カバーリングも入るがロティーナのサッカーは自分の目の前で触れれば、触られた人の責任であるという考え方である。子供の時に教わった考え方を改めるのはハッキリ言って難しいのだろう


【ロティーナ・エスパルスの終焉4-0】

先述した通りに子供から付けた癖を抜くのは難しい。何においてもそうである
中村慶太が話していたが「考えることが多い」のは確かであり、C大阪では藤田・奥埜などサッカーIQが高い選手がいたこともありACLを掴み取ったのもこれまた事実であろう

ロティーナサッカーの最大の弱点は「セットプレー」である。常に連動して守る中で止まってしまうと選手は動かなくなる。
1失点は権田のゴールキックから中山のトラップミス、2〜4失点は全てセットプレーからの失点である。

その中で如何にして防ぐのかは「後ろに引いてでもクリーンに守ること」が大事でC大阪では尹晶煥体制の代物であったろう。だが清水にはそれが無く「前からガツガツプレスに行く」と言わば真逆の考え方である。

その中でどう対処するのかは首脳陣が考えることであるが、セットプレーが弱点なのは少なくともC大阪時代には言われてたことであり、去年のA神戸戦で都倉が一発レッドを貰ってからは暫く干されてたレベルで嫌っていることであるのだ

【雑感】

読んで頂いた方。ありがとうございます
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