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Netflixで見られるM-1名場面②「史上最年少の王者誕生」2018

読んでくださっている方、ありがとうございます!
前回に引き続き、私の大好きなお笑いの最高峰「M-1グランプリ」の名場面を勝手に紹介したいと思います。
今回は、史上最年少のチャンピオンが誕生したことで話題となった2018年大会についてです。

名場面といっても、私の独断と偏見で選んだ場面なので「もっとここが良かったのに!」と思われたらすみません。一意見だと思って楽しんでいただけたら幸いです!

全てNetflixで見られますので、お笑いが大好きな方にはもちろん、好きだけどそんなに見ないな〜という方にもぜひもう一度見ていただきたいです!

1.敗者復活戦、2年後に繋がる名シーン

まずは敗者復活戦でのワンシーン。
敗者復活戦そのものもNetflixで見られるのですが、今回は決勝戦で中継された時の素敵なシーンを紹介します。

決勝進出者発表直前、敗者復活戦の司会を務める陣内さんが様々なコンビにインタビューをされます。

そして、マヂカルラブリーのお2人が呼ばれた時。
野田クリスタルさんが上半身裸になり、
「恵美ちゃん待っててねえええ〜〜〜!!!!!」
と叫びました。

マヂカルラブリーと言えば、M-12020のチャンピオン。
唯一無二の我流漫才で2017年の決勝戦に進出するも、上沼恵美子さんに「好みじゃない」「よう決勝残れたな」と酷評されて最下位になり、以降決勝の舞台から離れていたものの、3年後に大爆笑をさらって王者へと返り咲いたお2人です。

マヂカルラブリーと上沼さんのエピソードはもうお馴染みかもしれませんが、2018年から「絶対リベンジする!」と言わんばかりのコメントを残し虎視眈々と優勝を狙っておられたのだと思うと感動します。

2.2本目が気になりすぎる!トム•ブラウンのコメント

1位ジャルジャル2位ミキ3位かまいたちという順位で迎えた後半戦。
8組目に登場したのがトム・ブラウンでした。

みちおさん「ケンタッキーは骨ごと飲み込みます(^^)」
布川さん「きゃああああ!」

狂気的なつかみから始まり、「中島くんを合体させる」というぶっ飛んだ設定、みちおさんのちょっと不気味な笑顔、ものすごい勢いでスキンヘッドに掴みかかる布川さんのツッコミ。
もう全てが新しすぎて、私はすっかり虜になってしまいました。

客席も、何だこの人たち…という雰囲気からどんどん盛り上がっていったものの、惜しくも暫定4位
97点という高得点を付けた志らく師匠「がっかりしているのは、2本目を見られないことです」と発言された時のコメントがこちらです。

布川さん「一応2本目は、加藤一二三さんが出てくるという…」
みちおさん「しかも…土の中からです(^^)」

…見たい!見たすぎる!!

加藤一二三さんのネタが見たすぎて、ひたすらYouTubeを検索しました。残念ながらそのネタは公式では上がっていなかったので、代わりにファーストラウンドのネタ「ナカジMAX」を載せておきます。

あまりにも2本目が気になるコメントを残し、惜しくも敗退してしまったトム・ブラウン。
しかし、志らく師匠が「M-1では敗退したけど私はずっとあなたたちを追っかけますから」と発言されていたように、これをきっかけにお2人に興味を持った方も絶対にたくさんいらっしゃると思います。

ものすごい個性派コンビがものすごい爪痕を残して去っていく姿、記憶に残る名場面だと思います。

3.かまいたち山内さんの敗退コメントとその裏側

キングオブコント2017優勝者として挑んだかまいたちのお2人。
暫定3位で後半戦まで最終決戦進出ラインにいたものの、9組目霜降り明星が1位となり惜しくも敗退します。

敗退が決まった時、山内さんは
「ここからはキングオブコント2017王者として見さしてもらいます」
とコメントし、落ち込んだ姿を見せずにしっかりふざけて笑いを取っておられました。

しかしM-12019アナザーストーリーでは、2018年の大会打ち上げ終了後「他で頑張りますわ…」と肩を落としておられる姿が映っています。
別のシーンでは、「今のところ今年で終わりにしようかなと。ネタがイマイチとかじゃないから」と苦しい心情を吐露されていました。

もちろん敗退の瞬間は皆さん悔しいはずですが、キングオブコント優勝という大きな肩書きと期待を背負って出場し、長い間暫定ボックスに座っての敗退は、特に筆舌に尽くし難い苦しさがあるとど素人ながら思うのです。

それでもいつも通りのキャラで面白いコメントを残して敗退されたかまいたちのお2人が、本当にかっこよかったです。

4.第7世代のスター誕生の瞬間

続いては、最年少王者誕生の瞬間についてです。

霜降り明星、和牛、ジャルジャルが最終決戦に進出し、3組とも何度も何度も爆笑を取って最高の漫才を披露されました。

そして結果発表。
「霜降り明星」4票「和牛」3票という僅差で、優勝したのは最年少20代の霜降り明星でした。
先に霜降り明星の4票がオープンされたため、全てオープンする前から会場はどよめき、せいやさんの「やったー!」という声が響いていました。

霜降り明星といえば、元々ピン芸人として19歳でオールザッツ漫才を制した粗品さんが、ピンを続けるべきという周囲の反対を押し切ってせいやさんと組み、NSCに入ることなくオーディションで吉本所属となったという、まさに「天才」のお2人です。

20代での優勝は確かにものすごく早いですが、それまでの実績がすごいからこそ賞レースに対する周囲の期待もあったでしょうし、結果が出ない時期は辛かったのではないかと思います。
そんなお2人が最年少でM-1を制し、「よっしゃー!」と叫びながら抱き合うシーン。

霜降り明星のお2人はもちろん、今やテレビに引っ張りだこの第7世代が大ブレイクするきっかけとなった瞬間ではないかと思います。

5.準優勝和牛、ラストイヤージャルジャルを讃える仲間

最後は、私が1番感動した優勝の裏側のシーンです。

霜降り明星が最年少優勝という偉業を成し遂げる中、
あと一票というところで3年連続準優勝となった和牛
ラストイヤーながら3位となったジャルジャル

きっと、私たちには想像もつかないぐらいの悔しさを感じる瞬間だと思います。

そんな中、ジャルジャル福徳さんは相方の後藤さん、そして和牛の水田さんと肩を組み、笑顔で健闘を讃えておられる様子でした

さらに他の芸人さんが出てこられると、見取り図のリリーさんがラストイヤーであるジャルジャルのお2人の肩を叩きながら声を掛けておられたり
ジャルジャルの後藤さん、和牛の川西さんにもどなたかが声をかけておられたり
(後藤さんにギャロップの毛利さん、川西さんにかまいたちの山内さんかスーパーマラドーナの武智さんが声をかけられたように見えましたがはっきりとは分かりませんでした…)

かまいたち山内さんが「優勝以外意味がない」と発言されていたように、霜降り明星以外全組が悔しかったはずです。
それでも優勝者に拍手を送り、共に戦った仲間を讃え合っておられる姿に感動して泣きそうになりました。

特にジャルジャルの福徳さんは、前年の敗退時には悔しさを隠しきれず涙を浮かべて「ようボケられるな…」とうなだれておられました。
それぐらい本気で挑んだ大会のラストイヤー。3位に終わって悔しいはずですが、健闘を讃えながら笑顔で終わるかっこよさに感動しました。

すごい長文になってしまいました…もし読んでくださった方がいらっしゃったら、本当にありがとうございます!

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