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ウマポンとひろぽんの生い立ち


ウマポンってなんぞやって方は前回の記事をご覧ください。

ウマポンはタイの地方で産まれました。
今の実家はスコータイというタイ族最初の王朝があった場所にあるんですけど産まれは違うらしい。昔軽く聞いたので覚えないですがスコータイの近くだったと言っておりました。

そしてウマポンは11人兄弟の下から2番目の子供でした。

なかなかの大家族なわけですが、よくウマポンから
「昔は普通だった」「あそこらへんでは皆そう」
って言ってたけど近隣の人達からは
「あそこの大家族」って言われて近所の皆に伝わる家族だったらしいので多分そんなに普通じゃないと思います。

ちなみに中月のイトコも20人以上いてまだ全員に会うミッションをコンプリートできていません。

そしてとても貧しい一家でした。
実家は水牛がそこら辺に歩いてるほどド田舎ですし当時のタイは今よりも貧しい国だったのに夫婦で11人も養うとなったらそりゃ大変ですよね。
ウマポンは中月を叱るときによく、「私が子供の頃は〜」と自分の貧しかった話を比較にだしてきて、ブラック企業の上司かよって思いながら聞いてたのですが今思い返すと内容がなかなかぶっとんでました。

ウマポンが子供の頃、お腹が空いて卵が食べたかったけど当時の卵は高級品で市場に行っても買えなかったと。そこでウマポンは野生のニワトリの散策にでて、ニワトリ捕まえて卵を産むまで育てたと。
またある時は魚が食べたくなり、夜中に家族で人の池に侵入し手掴みでナマズを捕まえて持ち帰ったと。

いや、なんちゅーか、

ワイルドだぜぇ!

というのと本当かよ!って思うかもしれませんが中月もウマポンから聞いた話なので真相はわかりません。本当だとしたら迷惑なやべえ家族だったわけですが今はちゃんとトリも育ててるしマンゴーの木も立派になってる家なので人の池に侵入することはもうないでしょう。

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↑現在の実家の写真です。

さて、今度はウマポンの紹介ですね。

ウマポンはブンロー家の4女として産まれました。
そう、ウマポンの旧姓はブンローです。

このブンロー家の女性は皆とても気が強い女性がばかりなのですが、特にウマポンは一家の中でも気が強く、我が道をゆくタイプの女性でした。
気が強いエピソードいくつかあるので順番に次回から紹介していきたいと思います。

タイには当時義務教育というのがなかったのでウマポンは小4で学校を辞めて地元の方で親の手伝いをしながら生活していたのですが、16〜17ぐらいに「田舎で一生貧乏なのはいや!」ってなったらしく実家をでてバンコクに行ったそうな。
バンコクはタイの首都で、日本でいう東京みたいな所です。当時はタイ人の若者の憧れの街でした。

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若かれし頃のウマポン
光でいい具合に友人の顔が隠れてます。


確かバンコクのスーパーで働いていたと言っておりました。そこで20歳ぐらいの時にある男と出会います。そう、それは中月の父親です。

中月の父親は日本人ですが、当時仕事でタイに出張していたらしいです。
当時タイ人からすると日本人は裕福な国人のイメージが強く、憧れのもとだったそうです。
そこでどうしてもタイでの貧乏生活が嫌だったウマポンは中月の父にロックオンしました。
ウマポンは若くてそこそこ綺麗な女性だったので父はあっという間にイチコロになり、2人は付き合いだし早々に結婚しました。
中月の父親はウマポンよりも10歳以上歳上の山形出身の人です。

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中月はよく父を井上陽水と呼んでたんですが最近改めて写真見てみるとサングラスと髪型だけであんまり似てなかったです。

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↑井上陽水さん

結婚してる間はタイと日本を行き来してたそうですが基本的に日本にいたらしいです。

そしてウマポンが26歳の時に中月を産んだわけですが中月を産む際にタイに帰ったそうです。
中月はそれを聞いてなんで?と聞いたところウマポンは一言、

「タイで産んだ方が安いからだよ」


…うん、そういやそういう人だったわ。

どうも安さで出身地がバンコクになった中月裕子です。

そして中月は幼稚園をあがるまでタイで暮らしてましたがウマポンと父は日本で仕事しながら暮らしてたので中月は6歳までおばあちゃんに預けられてました。

そして小学校に上がる頃にやっと家族3人で暮らせるかと思いきや、中月が日本に来た時にはすでに父は別居しており、その翌年には離婚してしまいました。どーゆーこっちゃ。

さようなら井上陽水…

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そしてその1年後には別の方と再婚し中月に9歳差の弟ができたわけなのですが、中月が中学の時にはたまた離婚してしまいました。

よってウマポンはバツ2フィニッシュです。

中月はどっちの父親ともあまりちゃんと暮らしてなかったので親の離婚に対してなんとも思わないですが、ウマポンと暮らすのは難しいんだなと子供ながら思っていました。

そんなウマポンの破天荒エピソードは次回から少しずつ書いていきたいと思います!

またね!


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