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戦え!夫婦ブレイキングダウン!!

先日、ツイッターでドラマ仕立ての夫婦喧嘩動画が大きな議論を巻き起こしていた。動画の内容はおこづかいを必死に貯めてゲーム機を買った旦那にキレる嫁とそれにキレ返す旦那、といったもので、ゲーム機の諍いがきっかけに日々の生活でたまった不満がお互いに爆発する。

夢も希望もない夫婦のリアルな一面を切り取った動画に未婚者たちの阿鼻叫喚の声がツイッターで集まった。その声に対して既婚者の1人として答えたい。

夫婦喧嘩は避けられない。いざという時は戦え!ただ出来るだけ喧嘩の頻度は少なくしろ!離婚するぞ!

夫婦といえど所詮は元は赤の他人、そんな2人の共同生活の中で闘争を完全回避することなどできるはずがない。家事のやり方や金銭感覚、インテリアや服の趣味、食事の好みなど必ず食い違う箇所が出てくる。住宅購入や子供の育児のタームに入ればなおさらだ。夫婦生活が長くなればなるほど、それら”ズレ”のすり合わせ作業が必要となるイベントが次々と発生する。意見をぶつけ合い戦うことでしか前に進まない場面が夫婦生活には必ず訪れるのだ。いつもニコニコ話し合うだけでまっすぐゴールに進めるほど夫婦人生スゴロクは甘くない。意見をぶつけ合い戦うことを過度に恐れたり禁忌することは、時に問題を大きくしてしまう。

もちろん結婚してまだ子供もいない時期であれば「私はずっと旦那とラブラブだよ!」「嫁と喧嘩とかしたことないなぁ」などといった幸せ夫婦もいるだろう。しかし断言する。どんな理想の夫婦に見える男女も必ずいつか動画のようなブチギレ大喧嘩する。ブチギレ大喧嘩を一度もせずに生涯添い遂げられる夫婦などほぼ皆無である。数千組に一組いるかいないかの「俺/私は歳を取った今もずうっとラブラブだよ!!」みたいな全く喧嘩をしないユニコーンのような夫婦に自分がなれると思わない方がいい。いざ結婚した後に「こんなはずじゃなかった……」と理想と現実とのギャップに苦しまなくて済むだろう。

では夫婦喧嘩を全くしないことはほぼ不可能という現実を前にしたときに、我々が目指すべきことなはんだろうか?大切はことは2つだ。一つは些細な喧嘩、そしてその先にあるブチギレ大喧嘩の回数を少しでも少なくすることだ。当然であるが避けられないとはいえブチギレ大喧嘩を毎週のように繰り返していてはストレスでお互いの正解もままならないだろう。半年から1年に1回程度に留めておきたい。新生児の育児期間や住宅購入前後など特別なタームにおいては毎月ブチギレ大喧嘩をしてしまうこともあるが、平時にそれでは気が休まらないだろう。ブチギレ大喧嘩の頻度が高いほど夫婦の離婚危機は高まるのは言うまでもない。大喧嘩に発展する前に小さな喧嘩が積み重なっている場合がほとんどだ。この小さな喧嘩をどれだけ避けられるのかがカギになる。

そしてもう一つが、もしブチギレ大喧嘩に発展してしまった際に、お互いに拳(意見)をぶつけ合い、それを乗り越えられるだけのタフさを身に着けておくことである。優しさと共感力だけでは夫婦生活を10年20年続けることはできない。夫婦生活にはときにはタフさと闘争心も必要なのだ。もし夫婦のタフさに大きな差があった場合、喧嘩で毎回一方的な展開となり揉めるたびに夫婦のパワーバランスが大きく傾いていってしまうことになる。大喧嘩に発展してしまった場合はお互いが全力で戦い五分五分で手打ちするところへ持っていかなければならない。

それでは、具体的にどのようにすれば喧嘩の数を減らし、もしブチギレ大喧嘩に発展した時に手打ちに持ち込むことが出来るのだろうか?

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