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ツイッターを閉じよ、町へ出よう

ツイッターを初めて半年とひと月、社会不適合インテリたちのトー横であるツイッターに常駐し画面をシュッポシュッポと更新していると、男女や家族がいがみ合うツイートが毎日のように目に飛び込んでくる。

「男はみな加害者!ストップDV!性的被害を無くせ!!」「女は弁えろ!真の弱者は男性!女は人生イージーモード!!」「リトルワイズ!真の男女平等!!」「女は男を舐めてるガンガン暴力性出してナンパしてやりまくれ!PUA!!」「女を家に閉じ込めて遊びや仕事に寛ぐ男たち!!」「嫁が育児放棄して何もしない狂いそう。離婚しても親権はとられる。結婚は人生の墓場!!」「4℃!サイゼリアデート!!」

なんという恐ろしい社会なのか。今や未婚でも既婚でも男女は隔絶され幸せなカップルや幸福な家族は過去の遺物なのだろうか?

令和の日本に絶望しつつ、週末の午前中に車で家族と共に大きな公園へ出向く。すっかり寒くなったがアスレチック遊具を揃える広大な公園は多くの家族連れで賑わっていた。ワールドカップの影響なのか息子兄弟とサッカーを楽しむスポーツマン風のお父さん、砂場で遊ぶ子供たちを眺めつつ世間話に花を咲かせるママ友集団、子供たちと共に果敢に雲梯などのアスレチックに挑むSASUKE親父たち。

昼食時になりショッピングモールのフードコートに出向くと、ここも沢山の家族連れでごった返していた。ユニクロの紙袋を持ったベビーカーの家族連れが、赤ちゃんが寝ている隙に上の子たちと急いで昼食を済まそうとしている。赤ちゃんの連れての食事は時間との勝負である。ぐずり出したら大変だ。少し昔を思い出し思わず微笑んでしまった。家族連れに紛れてファストフードを頬張るカップルの姿も見られた。まだ20代だろうか?青春を謳歌している若者の姿は眩しい。若さはかけがえのないエネルギーである。

公園やフードコートには、いつもと変わらない日常が流れていた。

アラフォーに突入している多くの友人たちも何だかんだでそのほとんどが結婚し子供を設けている。中には40代で一人目を授かりパパになった者もいる。育児大変だぞ、と笑いつつみんなで応援している。ベビーカーやチャイルドシートなら任せてくれ。

彼らとたまに飲みに行きお互い家族や育児の些細な愚痴をこぼして酒の当てにすることはあるが、深刻な悩みを抱えているものは少ない。早くに結婚し残念ながら離婚してしまった友人ももちろんいたが最近再婚したらしい。みな色々な困難に直面しながらも家族で力を合わせて仕事や育児を日々頑張っている。

ツイッターを初めて間もないころ、ツイッターの世界と観測範囲の世界の乖離があまりに大きく、下記のようなツイートをしたところ非常に大きな反響を得られた。

結婚生活を送るうえで、家族みんなが体調を崩したときは育児に発狂することもあるだろうし、時には夫婦で怒鳴り合いの喧嘩をすることもあるだろう。しかしほとんどの家族はツイッターに溢れるような極端な育児ノイローゼや物理的DVとは無縁であるのことは事実である。

恋愛においても同様で、多くのカップルはPUAやリトルワイズなどの単語があることも知らずに出会い付き合っている。

筆者は学歴もなくツイッターのマス層からは少しズレたマイルドヤンキーに近い界隈の住人である。自分から見るとツイッターには素晴らしい学歴と職歴、年収を持っているのに何故か未婚の男性が溢れている。どう考えてもその学歴と年収を得ることの方が異性のパートナーを得ることよりも難しいはずである。なぜツイッターには異性を得られない高学歴非モテが溢れているのだろうか?

筆者のマシュマロにも高学歴高年収非モテたちの嘆きが日々届いている。内容はだいたいこのようなものだ。

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