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緊縮財政による人材の流出

本日はこちらのニュース。

海外から優秀な研究者を集める中国の人材招致プロジェクト「千人計画」に、少なくとも44人の日本人研究者が関与していたことが、読売新聞の取材でわかった。日本政府から多額の研究費助成を受け取った後、中国軍に近い大学で教えていたケースもあった。政府は、経済や安全保障の重要技術が流出するのを防ぐため、政府資金を受けた研究者の海外関連活動について原則として開示を義務づける方針を固めた。

中国の研究に日本人が参加していたよ!というニュース。


中国は日本を侵略しようとしている

大前提として中国は日本を侵略しようとしています。尖閣諸島問題を見ていれば明らかでしょう。中国の野望は覇権を握ることです。そのためにはまずはアジアの覇権を握らないといけない、そして太平洋を取ろうと考えているのだと思います。そうなると邪魔になるのが日本となります。

そうした国に易々と人材を提供している国家はどうかしています。


人が裏切るのは環境次第

千人計画に参加した理由については、多額の研究費などが保証され、研究環境が日本より魅力的だとする研究者が少なくなかった。

相当な愛国心やナショナリズムを持っている研究者ならば、どれだけお金を積まれても、日本を裏切るような行為はしなかったのかもしれません。しかし、人間というのは弱いもので環境次第では平気で人を裏切ります。

なので研究者を批判することはお門違いと思います。研究者が裏切ってしまうような状況を作ったのはほかならぬ日本政府ですから。


緊縮財政で人材が流出する

中国の研究に参加した理由が、「お金」「研究環境」であるとするならば日本でも相応のものを用意することは可能です。

設備投資を行い、研究環境を整えて、高い賃金を与えることが出来れば、わざわざ中国のために研究するような人は減ったのではないでしょうか。

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主要国の研究開発費(兆円)の推移
http://mtdata.jp/data_62.html#kenkyu

日本が研究開発費を増額せず、中国は物凄い勢いで増額しています。

日本も中国と同程度とは言いませんが、欧米のように明らかな右肩上がりとなるくらいには研究開発費を増額していくべきではないでしょうか。

結局、財政破綻論によってお金を使うことが出来ず、隣国に人材が流出し、技術が流出し、日本の安全保障に問題に発展していきます。

つくづく財政破綻論や緊縮財政によって、日本国民は晒される必要のない危機に晒されているなと感じます。

緊縮財政から転換して研究者を大切にする国家となることを祈ります。

いただいたサポートは就職活動の交通費などに充てようと思っています。