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カウンセリング実習 その1

 今日カウンセリングの実習で、生徒同士でクライエントとカウンセラーになって互いに相談する授業があった。

相談内容は、離婚問題とかいじめとか、そういったややこしく重たいものではなく、ごく日常の中で抱える、度合いで言えば、10のうち4か、3ぐらいのストレス。

私のケース。

いつも夫が東京に出張に行くと、何かしらな不安を一日中抱えてしまう。その原因は多分愛する人と離れることなんじゃないかと非常に美しい考えを持っていた。
 でも、友人扮するカウンセラーと話すうちに夫が仕事柄、何も告げずに出かけなければならないこと。また帰ってくる時間も夜遅いと言うだけで決まってはいないことなどがストレスに関与していることが見えてきた。

次に友人カウンセラーが聞いた。夕飯はいつも(遅くなっても)家で食べるんですか?その質問から流れが変わった。

私は夫が夜遅く帰ってきてご飯を必ず家で食べることを思い出した。そして、その用意をするのがストレスの原因ではないかと気がついた。

そしてなぜストレスなのか、話しながら考えた。料理が下手で思いつかない。テイクアウトで済ますには妻としてどうなのか悩む。しかし結局、夜起きていて、夜中に車で駅まで迎えに行くことも、そして帰ってきたら、晩酌しながら食べるものをあらかじめ考えることも結局のところ怠け者の私にとっては面倒なことで、それがストレスになっていたと言う結論に落ち着いた。

恥ずかしい。←イマココ

愛する夫と離れると言うストレスが、食事の用意が面倒なストレスだと解明された瞬間、あ、これがカウンセリングなんだとはっきりとわかった。

カウンセラーとして対峙してくれた友達の質問も的確だった。私の心を引き出すポイントをつかんでいたように思う。感謝したい。自分が抱えていた漠然とした不安は夫への愛とか絆とかでなく、夕食を作ることが面倒だと言うストレスだった。それがわかっただけでも対処法が見えてくる。

今日は焼き鳥を買って帰ろう。それで良いはずだ。わはは、今日の一日の半分は心が軽くなった。友よ、ありがとう。

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