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機能する自己開示でストレスが激減した話をする

こんにちは。
この記事は、Ateam Finergy Inc.× Ateam CommerceTech Inc.× Ateam Wellness Inc.のカレンダー | Advent Calendar 2022 の20日目の記事になります。
20日目は、中途5年目のデザイナー、ぽん子が担当します。

※エンジニアデザイナーアドカレですが、技術の話は出てきません。
※自分と似たような人がヒントにしてくれたら嬉しいなと思って書き残します

自己紹介

年に1度しか投稿しない人間なので今年も自己紹介から。

ぽん子(28)
関西人/ペンギンとパンダが好き/好物は牡蠣といちごと辛いもの
2018年3月に現職へ中途入社。女性向け商材を扱った事業でデザインに携わって5年目。
名前の由来は両親が幼少期の私に付けた本名と全く関係のないあだ名です。
母曰く「なんか、“ぽん“ってしてたから」とのことです。なんだそれ。

これはなんの話?

前述の通り、私は弊社でお仕事をさせていただくようになり、5年目になります。
5年か……という1つの節目として、変わったなと思うところやいまの会社で得た価値観をふと振り返ってみました。
そうすると、昔よりストレスを少なく生きることが出来ているのでは…?とふと気付きました。

基本的なぽん子は、
・非常にストレスに弱く、鈍臭い
・すぐに不要な心配やいらないバイアスをかけて悪い方に考えてしまう
・そしてお腹が痛くなってしまう
・さらに不安から身を守ろうと保身的な思考に走ってしまう

といった、ストレスのプロと言っても過言ではないような気質の持ち主です。
必要以上にストレスを抱え、むしろ生み出して自分に与えてしまっている感じです。

そんな私が最近ストレスが少なくなってきたな…と感じられているのはなぜなのか。
もちろん常々サポートにサポートを重ねてくれる周囲の方々のおかげではあるのですが、
自分自身の変化として浮かんだのが「機能する自己開示」が出来るようになったこと、でした。

そこで本記事では私の人生における課題を大きく解消したと言っても過言ではない「機能する自己開示とはなんぞや」をお話してゆきます。

そもそも自己開示とはなんぞや

Wikipediaより引用
言語という手段により自分自身に関する情報を、とくに意図を込めることなくありのままに伝えることとされる。
ただし、本人が自分自身の姿を正確に認識していない場合も多く、また受け手にもバイアスがあるため誤認する可能性もある。そのため、意図を正確に伝達することが難しい場合もある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E9%96%8B%E7%A4%BA

自己開示が得意な人、というと一般的に明るい人、元気な人、のようなイメージが先行しているように個人的には思います。
しかし、本来の言葉の意味としても、単純に明るいであったり親しみやすさを演出するためだけのものではないと上記引用を読んで分かります。

ではタイトルにもある今回の本題「機能する自己開示」とはなんなのか。
それは同じ目線で会話するために前提条件を揃えること だと私は考えています。

そもそも私は元来いわゆる器用な人間ではないため、人並みに何かをするのには人並み以上の時間や工夫をする必要があります。
その工夫の中でも大きく人生に作用したのが機能する自己開示であり、
それを意識的に行うことが生きる中でのストレス軽減に非常〜〜〜に役立ったなと感じます。

まず前提条件を揃えること

会話の前提を揃えるために必要なのは以下です。

① 会話をする私の状態を知ってもらう
② 会話を聞いた私の状態を知ってもらう
③ 会話を聞き言葉を出した私の状態を知ってもらう

これをそれぞれお伝えすることで、
思考や感情という見えないものが共通で認識できるようになります。
これを「会話の前提条件が揃う」とこの場では形容します。

では前提条件を揃えることとストレスになんの関係があるのか。
私の場合のストレスは、コミュニケーションによるものが大半でした。
そしてコミュニケーションにおけるストレスの大半は心配や不安によって起きているものでした。

前提条件を揃えることで会話の相手が不要な想像をすることを避けられ、
不安や心配の元を断ちやすくなります。

上記①〜③を伝えて前提を揃えるために、
それぞれ意識的に以下のようなことを行っています。

機能的な自己開示のために意識していること

① 知っておいてもらった方がいいことはなんでも話す

同僚と話す時、上長と話す時、友人やパートナーとの会話、
基本的に物事を無駄に隠すことをやめました。
別にそこまで言わなくても仕事や今日会う目的には支障ないよね、ということでもひとまず伝えます。

もちろん伝えることによって相手を不快にさせる可能性があったり、
その場にふさわしくないような話題は避けますが、基本的になんでも話します。


・体調 (ex.手巻き寿司を食べすぎてしまいちょっとお腹痛いですが業務には支障ないので気にしないでください)
・今の心配事(ex.推しが燃えました、パートナーと喧嘩をしました)
・今いる環境(ex.昨日から回線の調子が芳しくないです、デリートキー壊れたのでマステで貼ってます)

上記の例はどれも直接業務には関係ないものですが、
やはり人間、何かあった時は何となくバレるというのが私の自論です。
顔色悪くないかな、そわそわしているのバレていないかな、とモヤモヤするよりは伝えて安心してしまいましょう。

ここで気をつけることは、深刻にならないように。目的はこちらの状況を知ってもらうことなので「大丈夫?」のカツアゲのようにならないように明るく伝えることを心がけています。
例では困りごとばかりを挙げましたが、推しのチケットが当たったりネイルが可愛くできたり、嬉しかったことも共有します。

② 相手の発言、話をどう受け止めたかを言葉にする

ひとつめは話し始めに意識していることでしたが、
次は会話が進む中での話です。
単純な相槌だけでは自分の受け取り方と相手の話したいことの意図が合致しているかが分からず、不安を抱えながら会話を進めることになってしまいがちでした。

なので相手の話を聞きつつ、自分の思考を明らかにします。
「確かに、Aだと思っていましたが一般的にはBと聞いて納得しています」など。

③ いま自分がどういう思考になりその発言に至ったかまで伝える

こうして文章を今書かせてもらっていますが、元来私は人に言葉で何かを伝えるのがそこまで得意な方ではありません。
こうしたnoteを書く時も、整理しながらゆっくりでないと「これは伝えたいこととは若干違う」「この書き方だと誤解を与えてしまうかもしれない」などの思考がたくさん頭によぎり、キーボードのホームポジションのまま数分が経つこともままあります。

それは話す時も同じで、「この言い方だと本来自分が言いたいことか少しずれてしまうかもしれない」や、他の懸念がバババッと頭に浮かんで自分で自分の発言を妨げてしまいがちです。
結果、話したいことがうまく伝えられなかったり、思考が止まって黙りこくってしまうこともあります。(各位:いつもすみません)

けれどそれは非常にストレスの原因になります。時間ももったいないです。
なので浮かんだ思考をまずは言葉にしてから最終的な発言までをたどります。

「さっきの話を聞いてAとBが浮かび、Aに同意しつつもBのメリットも捨て難いなと思い悩んで黙ってしまいましたすみません」
「AとBが挙がっている中で、確かに…と思いつつもCはCで得られるメリットが大きいのでは……と浮かんで悩んでしまっています」など。
②とも少し似ていますが、どう受け止めたかの後にどう思考したかまで話しているのが違いですね。


注意点

ここまで自己開示として何もかも思考を晒すという意味合いのことを書いてきましたが、
注意して扱わねばならない点もあります。
それは、「健全な予防線であるべき」ということです。
自分の状態や会話の理解を言い訳にしてはいけない。
でなければ「私はこういう人間なので」で突っ切る困った人になってしまうかもしれません。
あくまで同じ目線で会話するために、前提条件を揃えて自らを安心させ、
円滑でストレスフリーなコミュニケーションを目指すことが目的です。

まとめ

紹介した3点を意識するようになってから、
明らかに人に何かを伝えたり話したり相談するハードルが減ったと感じます。
うまく伝えられなくて1人で膝を抱えて悩むようなことも減り、仕事も楽しくなりました。

もしかしたらコミュニケーションにおいて当たり前のことを書いてしまっているかもしれませんし、
私と同じようなケースでストレスを抱えている人がどれくらいいるのかは分かりません。
けれど少なくとも私は自身のコミュニケーションの取り方に自己開示を取り入れることで
人生が変わったと言っても過言ではないので、こうして改めて記事にしました。

もしも自分のストレスの感じ方はぽん子と同じだ!と思った方が居られたら、
ぜひ上記3つを意識して、前提を揃えながらコミュニケーションを取ってみてください。

読んでくださった方の仕事や人生がより楽しくなるヒントになっていれば嬉しいです!

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