はじめましてポンチセです
はじめまして今井有美(いまいゆみ)と申します。
イラストレーターを生業としています。
2015年にポンチセという雑貨レーベルを立ち上げ、イラストをプリントしたハンカチなどの布雑貨や文房具を企画・制作しています。
コンセプトは「まいにちのすみっこに」
購入して頂いた方の人生がよりポジティブになる手助けができるようなものを作りたいと思っています。例えば、ハンカチを持っているだけでウキウキしたり、筆箱の中のマスキングテープを眺めて嬉しくなったり。
ポンチセはそんな、より個人的で日常に寄り添ったものでありたいなと思っています。
ポンチセのはじまり
これまでの私の活動について少しお話します。
私は美大を卒業して、広告制作会社勤務を経て、イラストレーターになりました。そこで、企業様からの広告や雑誌の挿絵、書籍の装丁画など手掛けてきました。
とてもやりがいのある楽しい仕事ですが、実際に商品を手に取ってくださるお客様の声はなかなか私のもとに返ってこないという問題があります。
企業の担当者さんから評判良いですよ、とおっしゃって頂いても、ダイレクトに伝わってこないもどかしさがありました。
もっと身近に使ってくださる方の温度を感じたいなと思いから、2015年にポンチセを立ち上げました。
ポンチセとはアイヌ語で、小さな家という意味です。アイヌの人々は動植物にはすべて神が宿り、必要なものだけをお借りするという考えから自然や生き物と共生してきたといいます。私はアイヌの出身ではありませんが、そんな自然への考え方に共感してポンチセをスタートさせました。
ポンチセの雑貨は日常にそっと寄り添うものでありたいという想いから、コンセプトは「まいにちのすみっこに」としました。
主役にはならないけれど、いつもそばに置いてもらいたい、できれば絵を見て癒されたり、勇気をあげたりできたら嬉しいな、と思っています。
身近な草花や野菜、動物をモチーフに
私は美大で日本画専攻だったこともあり、花鳥風月は身近で得意な題材です。学生の頃から沢山の草木を描いてきました。
ポンチセで描くモチーフは、遠く離れた国でしか見ないような花や動物ではなく、なるべく身近な日本国内で(できれば家の近所で)見ることができる草花や野菜、動物を題材に描いています。
それは例えば私の描く野ぶどうが、あなたにとっても馴染みのある野ぶどうであってほしいから。
繊細で優しくて、見ている人を勇気づけるような絵になるように1枚1枚描いています。
水彩絵具で描いています
作品は透明水彩の他、日本画材の水干(すいひ)絵具を使っています。水干絵具は土に染料を染め付けた砂状の絵具です。それに接着剤の膠(にかわ)を 混ぜてペーストにし、絵具として使用します。
たっぷり水を使って描くので、パネルに画用紙を水張りして描きます。
お客様からの言葉が励みになってます
少しずつ作品をご購入頂くようになると「大切にします」というレビューをよくもらうようになりました。買ってくださった方の生活に入り込んだポンチセの商品が「あなたのものになる」瞬間だと思うんです。
ああ、気に入ってくださったんだなあと。
なにげなく書いてくださっているのかもしれませんが、私はこの「大切にします」という言葉の重みを、いつも、しっかりと感じています。本当に嬉しい瞬間です。
また反対にレビューを全く書いてくださらない方もいらっしゃいます。
でも何もおっしゃらなくても何度もリピート買いしてくださる。もう本当に何十回も。グッときますね。
レビューはもちろん嬉しいです。でも見えないお客様もずっと意識していきたいと思ってます。
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