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和室を洋室にするリフォームの予算と検討事項~おさえておきたいポイント~

和室を洋室にするリフォームを考えていたお客さんのお子さんが、畳がいい!と言い張るので、和室のままにしたのですが、数日後お子さんがやっぱりフローリングがいい!

と言い出し始めたらしく、どうすればいいか?と相談を受けたことがあります。

子供って怖いですね・・。

どーも、Ponchaです('ω')ノ

リフォームの定番でもある和室を洋室にするリフォーム!

今では定番なリフォームでもあるので、ちょっとネットを検索すれば簡単にビフォー・アフターを見ることができます!

予算を掛ければ、和室を劇的な洋室にすることができます!

ただ、なんだかんだで予算って限られています。

そうなるとどこまで予算をかけて和室を洋室に仕上げるかは、限られた予算の中でいろいろと検討する必要があります。

ということで今回は、

和室を洋室にするリフォームの予算と検討事項

というテーマでお話をしたいと思います!

予算は限られてしまっているけど、和室を洋室にリフォームしたい!

という人向けです。

どこを工夫すればコストダウンできるのか、どこまでやらないといけないのかなど書いてますので、是非参考にしてみて下さい!


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和室から洋室にリフォームってどんな工事?

今ではリフォームの定番と言っても過言ではない、

和室から洋室にするリフォーム。

ネットを検索すれば無限に画像が出てきますね。

せっかくなのでここでもいたってシンプルな和室を洋室にしたリフォームのビフォー・アフターを掲載しておきます!

BEFORE

AFTER

わかりやすい和室からシンプルな洋室に!

シンプルな仕上がりですが、同じお部屋だったとは思えない仕上がりです!

さてさて、ここで突然ご質問です!

和室から洋室にするリフォームって具体的にはどんな工事をしていると思いますか?


こう聞かれてまず想像するのは、

・畳→フローリングにする

・押入→クローゼット

・襖→木製建具

この辺がまず思い浮かぶと思います。

ただ、それ以外にも、

・ラミ板天井→クロス仕上げ

・砂壁→クロス仕上げ

・木部→撤去or塗装仕上げ

などなど、実は結構いっぱいあるんです。

もちろん予算を掛けれるのであれば、一度和室をすべて壊してしまい、新しく洋室を作り替えちゃえばよいのですが、

人によっては予算が限られています。

そうなると、どこまでを洋室に仕上げるべきかいろいろと検討しなければいけません。

検討すべきポイントを知るには、実際、和室を洋室にするためのリフォームでは、具体的にどんな感じでどのような工事をしているかを知る必要があります。

各項目の内容を知ったうえで、どこまで行い、どこまでを残すかを検討するようにしましょう。

和室を洋室にするために必要な工事

では、実際に和室を洋室にする際に必要な工事についてお話していきたいと思います・

メインとしては下記の内容です。

・畳→フローリング

・押入→クローゼット

・天井の仕上げ

・木部→撤去 or 塗装

・壁紙の変更

・その他の工事(コンセント・スイッチプレートなど)

上記の項目はどのような手順で変更しているか、詳しくご説明したいと思います!

畳→フローリングに変える

和室を洋室に変える以上必須の内容ですね!

そもそも、和室を洋室に変えたい人というのは、

畳をフローリングにしたい!

という意味と同様ですからね。

和室を洋室にリフォームするうえでは必須の内容と言えます。

シンプルに畳を撤去してフローリングを敷く作業なわけなのですが、実際はそんな単純な内容ではありません。

畳を撤去し、フローリングを敷くには、まずフローリングが敷けるよう下地工事を行う必要があります。

また、畳を撤去した際、畳の下には防腐剤、断熱材、砂などなど、畳の下と構造体の床の間に、何かしら敷かれていることがあります。

そうなった場合は、フローリングの仕上げの高さに合わせて、下地にて高さを調整する必要もあります。

リフォーム当日に下地の高さはこのぐらいにする必要があります!

といっても材料を揃えられないので、事前に畳の厚さ、畳の下から構造体の床までの高さがどのくらいなのかを調べておく必要があります。

収納の変更

次に和室感をなくし、洋室の雰囲気を出すには、押入れをクローゼットに変える必要があります。


床はフローリングなのに、収納スペースが、襖で押入だと違和感を感じます。

そのため、押入はクローゼットに変更した方が良いですね!

押入れをどこまで仕上げるか検討する

押入れをクローゼットに仕上げる場合、いくつか検討すべきポイントがあります。

押入をクローゼットにする以上、やっぱり押入の中も綺麗に仕上げたいものです。

ただ、押し入れの中もクローゼットのようにきれいに仕上げるとなると、

・中段撤去

・押し入れ内の壁補修

・ハンガーパイプ設置

・クロス仕上げ

などなど、少なくとも数万円はかかる作業が発生します。

少しでも予算を抑えたい、けど洋室にはしたい!という方は、

押入の襖→木製の折戸や引戸に変更

だけど押入の中はそのまま

にすれば、見た目は洋室に変更できます。

もちろん中は押入れのままなので、扉を開けたら一気に和室感は出ちゃいますが。

ただ、ぱっと見は洋室になり費用も抑えることができます。

逆に予算があり、収納の中もこだわりたい人は、収納内に棚を作ったり、枕棚を設けたり、自分用にカスタマイズすることもできます。

天井の仕上げの変更

和室を洋室にする上で、意外と忘れてしまうのが天井!

和室の天井を見てもらうとわかると思いますが、30~45㎝おきに1㎝ほどの溝のある木目調の天井になっているかと思います。

この天井のままだと、床をフローリングにし、収納をクローゼットにしても、和室感が残ってしまいます。

洋室にする以上、木目調の天井は変更したいところです。

一番安くて手っ取り早いのは、この天井に壁紙を張ってしまうことです。

壁紙を張るだけで、和室感が全くなくなりますね!

ただ、現状の和室の天井に壁紙を張る場合は、壁紙が張れるように下地工事をする必要があります。

和室の天井であるラミネートの天井材は、材料同士をジョイントさせて、仕上げています。

そのため、その継ぎ目部分には、1センチほどの溝ができてしまい、壁紙を貼るには、その溝を平たんにしないといけません。

ですので、薄べニアなどを張ったり、天井を再度造作したりと下地工事を行わないといけない!

というわけなんですね。

この下地工事代を浮かすために、溝の部分にパテ処理だけおこなって、そのまま壁紙を貼る方法もありますが、正直おススメしません。

というのも、パテで綺麗に下地処理をしても、時間がたつと伸縮や振動により、パテが割れたりしまうことがあります。

するとこの溝の部分が徐々にクロス越しに見えてくるんですね。

しかもこれが結構目立ちます。

ですので、のちのちのことも考え綺麗に仕上げるのであれば、ちゃんとした下地を作った方がいいかと思います。

予算が厳しいと言ってもここは削らずに行った方がいい箇所です!

ちなみに以前、天井を黒の塗装仕上げにしている方のお部屋見たのですが、めちゃくちゃよかったです!

え?黒?って思うかもしれませんが、これがめちゃくちゃ良かったので、画像やSNSで検索してみてください!

木部は撤去or塗装

ここからは少し細かいお話しになります。

フローリングやクローゼット、天井は、お部屋の大部分を占める面積なので、洋室にする上では省略できないところです。

ただそれ以外にも細かく検討する箇所があります。

それは、木部をどう処理するかです。

和室には、長押、付け柱、付け鴨居などなど、お部屋の至る所に木部が存在します。

この木部が意外と曲者で、フローリング、クローゼット、天井を壁紙にしたところで、この木部を何とかしないと、和室感は消えてもなんか古びた雰囲気を払拭することができません。

一番手っ取り早いのは、木部をすべて塗装をしてしまうことです。

木部が残っているので壁に凹凸は出てしまいますが、壁紙の色にできる限り寄せて塗装することで、あまり気にならなくなります。

凹凸もなくしたい!という方は、この木部自体をすべて撤去し、壁の補修をすることで綺麗に仕上げることができます。

そうなると、塗装するより木部を撤去して綺麗に仕上げたい!

と思うのが当たり前の意見です。

が、和室の木部を撤去するのは皆さんが思っている以上に実は大変なんです。

当時の使用した材料によっても異なるので一概には言えませんが、和室の木部は単純に表面に見えている形状のままくっついているわけではありません。

見えない部分で、壁の下地であるボードやベニヤにうまくひっかけたり、固定させているので、木部を撤去しようとすると、周囲の壁も一緒に破壊することになってしまうんです。

そのため、数センチの木部を撤去するだけでも、撤去費、補修費が想像以上に発生してしまいます。

予算を考えるのであれば、木部塗装も視野に入れるようにしましょう!


壁紙の張替

仕上げで欠かせないのは、壁紙の張替ですね。

これも築年数によって壁の仕上がりが異なってしまうのですが、

よほど築年数がたっていない建物でない限り、和室の壁の仕上げは、壁紙であることが多いです。

和室に合わせた壁紙が貼られているので、洋室にする際はお部屋に合わせた壁紙に張り替えるとよいです!

ただ、建物の築年数が古く壁の仕上げが土壁・砂壁の場合があります。

土壁・砂壁の詳細はここではお話ししませんが、簡単に言うと、砂を固めて仕上げた壁のことで、表面がざらざらしています。

この砂壁の場合は、この上に直接壁紙を張ることはできないのですが、基本的には、薄ベニヤを張ったり、砂壁をはがし下地を出したり、壁一面にパテを塗ったり

何かしら処理をしなければいけません。

壁紙を張る以上に下地処理の費用の方が高くついてしまう場合もあるので、和室を洋室に変更したい場合は、まず壁の仕上げが何であるかチェックした方が良いです。

その他の検討事項

今ご説明した内容以外にも、和室を洋室にする上で検討した方が良い項目があります。

代表的なのが、コンセントやスイッチ・ローゼットなどの電気工事。

スイッチやコンセントの位置変更、ローゼットの交換など。

ローゼットとは天井についている照明をワンタッチでつけれられる照明用のコンセントのことです。

コンセントとスイッチのより良い配置の仕方~リフォームでの配線計画~


お部屋が全体的にきれいになると、どうしても既存部分が目立ってしまいます。

そのため、和室を洋室にするタイミングでスイッチやコンセントなども新しくした方がより綺麗に仕上がります。

スイッチ・コンセントに変更する場合、1か所で材料・工事費含めて数千円はかかることは頭に入れておきましょう!

また、古い和室だと、たまに照明のスイッチがない場合があります。

どうやって照明のON/OFF切り替えるかというと、照明器具の紐を引っ張って照明の切り替えを行います。

このままだと超不便です。

和室から洋室にするタイミングで配線工事も行い、スイッチを新設した方が良いです。

どこまでやった方がいいのか?

今ご説明した通り和室を完全に洋室にするには、これだけの工事をする必要があります。

全部リフォームするに越したことはありませんが、やはり予算問題が出てきます。

抑えるべきポイントと、削減するポイントをうまく織り交ぜて検討する必要があります。

注意すべきは、中途半端に行わないこと。

一部を既存のままで仕上げるリフォームの場合は、やるべき箇所と既存のままにしておくべき箇所の見極めが非常に重要です。

多少費用が発生しても行った方が良い箇所もあれば、こだわりたいけど重要視すべき箇所ではないところもあります。

後々のメンテナンスのことや、費用がたまったら続きを行うといった先のことを見据えたリフォームをすることを心掛けた方が良いです。

どこまでを行い、どうのようにすれば上手くリフォームを分けれるか、ご相談があればぜひお問い合わせください!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、

和室を洋室にするリフォームの予算と検討事項

というテーマでお話をさせていただきました。

予算に合わせて、和室を洋室にするためには、過程を知ってどこまでこだわり、どこを妥協するかをちゃんと見極めた方が良いですね!

ただ現在では和室を洋室にすると言っても、今ではいろんなパターンのお部屋があります。

全体を洋室に仕上げて半帖畳にしたり、全体を洋室にして砂壁に色を付けた塗装をしてみたりとアイディアは無限大です。

固定概念に縛られることなく、自分だけのお部屋を作ってみてください!


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おかげさまで、大変多くのご依頼有難うございます!

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