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バーに行きたくなる漫画~お酒はほどほどに。~


バーに行きたくなる漫画「まどろみバーメイド」

読んだら、まず、

バーに行きたくなる!!

なんなら、「自分でカクテル作ってみたいなあ。。。!」
とか思っちゃう。そんな漫画ですね。

あと、女の子たちかわいい。女性のボディラインが強調されているなと感じることが多いです。作者は女性みたいですね。

ただ、自分が初めにこの表紙を見たときは、「主人公がこのクールなお姉さんなのかなー、うーん。。。共感できずに、素直に読めない気がするなあ。」と思い、食指が伸びませんでした。

そんな私が「まどろみバーメイド」を読んだきっかけは、
amazon prime会員は無料だったからです(笑)。

で、読んでみると、まず予想と違ったのが、主人公(表紙の女の子)の月川 雪ちゃんですが、全然クール系じゃありませんでした。

なんなら大人しい雰囲気のねぼすけな女の子なのですが、実は内面に創造性を秘めていて、お客さんに合わせてスタンダードにひねりを入れたカクテル(ツイストと言うそうです。)を提供して、来る人を感激させています。

しかも、バーなんだけど、店舗を持たずに屋台で進出気没で経営をしております。なので、なんとなく浮世離れした感じのする女の子です。

また、ストーリー構成は、屋台で出会った人との一期一会的なハートフルストーリー?になっており、客の人生のバックグラウンドがまずは語られます。

例えば、心に残っている話では、田舎から上京して弁当屋でパートをしている女の子が都会の人間関係に疲れたときに、亡くなった母が飲んでいた甘いウイスキーの味を思い出します。

主人公が女の子の故郷で作られているウイスキーで作ったカクテルを提供するもどうやらあの味ではなかったようでした。

主人公は女の子の故郷に行き、甘いウイスキーの甘さの正体はカエデの樹液であったことを苦労の据え判明させました。

このカエデの樹液が入った甘いカクテルを飲んだ女の子は母を思い出し、最後は田舎に帰ってのびのびと暮らすようになる。

みたいなお話なんですが、見どころは、提供するカクテルの説明の面白さとそれを瞬時に思いついて提供する雪ちゃん(主人公)すごい!!という爽快感ですね。

先のカクテルを提供するシーンでも、

「ウイスキーは泣きイタヤと産地が近く 水質的に相性が良い先日と同じ宮城峡を そしてより香りを楽しんで頂くためグラスはワイングラスを使います 楓の樹液には楓の香り ほの甘さと共にわずかにとろみがあります。 飲んだときに舌にとどまる時間が長いためーー 舌が感じられる甘味 香りをさらに増幅させます これがおそらく一番の特徴… そしてグラスを回して香りを開く…
お待たせしました 宮城峡とイタヤカエデ樹液の1:1(トワイスアップ)…なみだのウイスキーです。」

説明を聞いている私「甘くて、トロトロしていて、芳しくて、なんて魅惑的なカクテル(ゴクリ…!)」

所作に惚れる私「説明の合間に入る、トロッと注がれるリカー、くるくると回されるグラス、芳醇なアロマ漂う描写!からアップで凛々しい雪ちゃんの提供シーン美しいーー!!」

みたいな面白さです(笑)

こういう爽快感があるのも、屋台に色んなお客さんが訪れるというバックグラウンドが活きているからだろうなあと思います。

雪ちゃん以外にも、一流ホテルのバーテンダー、パフォーマンス重視、香港No.1バーテンダーのストーリーがあり、みんな魅力的なのでどんどん読んじゃいますね。

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