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生後10ヶ月

生後10ヶ月を迎えたあたりから、自力で立ち上がるようになり、1歩踏み出すところまで出来るようになった。そんな様子を見た友人たちがあと1ヶ月ぐらいしたら歩けるようになるのでは、と口を揃えて言うほどであった。

また、手づかみで食べられるようになり、バナナやハッピーターンなどは自分で触って掴んで口に入れる、ということも出来るようになっていった。

生後10ヶ月の大きなイベントといえば、(息子ではなく)私のフルマラソン大会だった。8月頃からロング走を取り入れて、筋力も少しずつついてきたかと思ったら、9月にコロナに罹患してしまい、10月いっぱいは後遺症に苦しみ・・。

同時に左足指に違和感があり、診察してもらったところ、モートン病の可能性が高いとのこと。練習量を抑える必要があると、アドバイスされ、夏以降ほとんど距離が踏めていない状態で、いざ本番を迎える。

当日は朝3時半起床。早朝の直行バスに乗り、会場入り。



天気は晴れ、寒さはあれど、風もほとんどなく、まさにマラソン日和。朝日に照らされた海がとても眩しく、まるでエールをもらっているような気分だった。

3年ぶりのフルマラソン。足の怪我なども考慮した上で、今回の大会は、初マイボトル・マイカップ推奨の大会であり、給水ペースがつかめないことから、完走目的で楽しく走ろうと決心。

スタート前に友人にも会えて、意気揚々。
一緒に走る予定の友人とはスタートまでに会えず、出走後、途中で合流。そこからは友人に引っ張ってもらいながら、淡々とキロ6分50秒〜キロ7分ペースで走る。
20キロ地点までは想定通りの足運びだったが、そこからが正念場であった。思ったより早く足に疲れが溜まってしまい、20キロ〜30キロ地点が一番苦しかった気がする。途中で、応援に来てくれたランニング仲間と会えた時は、思わず泣きそうになる。ヘロヘロ状態だった足に力が入る。

35キロ地点でようやくゴールが見えてきた!
ここの折り返しが一番キツ苦しいよ、とアドバイスされていた通り、確かにここの折り返しが一番メンタルやられるな〜と思いつつ、最後の2キロは最後の力を振り絞ってラストスパート。激坂を登りきり、フィニッシュゲートに辿り着いた途端、色んな思いが頭の中を駆け巡り、安心したのか涙が止まらなかった。
マラソンで泣いたのはこれが初めてかもしれない。それくらい、今までの中で一番辛くて、でも楽しくて、達成感でいっぱいだった。

今日の教訓。フルマラソンは練習の賜物。ある程度しっかり練習しないとこんなに走れないものなんだなぁと思い知らされました。でも産後10ヶ月でフルマラソン完走したことは、自分にとっても大きな自信になったかな。

この大会を持って、当面は育児に専念したいと思いますが、いつかまたフルマラソンを走る日が来ますように。それまでは息子と一緒に散歩、ファンランを楽しんで行こうと思います。

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