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【アメリカ移住実録#22】悲劇の第二回三者会談!ポムvs上司vs移民弁護士

第一回はこちらから↓↓

2022年9月

家族構成

  • ポム: 東京のサラリーマン、40歳

  • ポム妻: しっかり者、40歳

  • 長女 ポム子: のんびり、10歳 小四

  • 次女 ポム美: おませさん、8歳 小二

G社の人

  • 小久保さん(男): 上司、LA在住、ポムをG社に誘ってくれた人

  • Kanbaraさん(男): 米国移民弁護士

ビザ取得の節目に現れる男達。
それが、ポムをG社に誘ってくれた上司 小久保さん。
そして、G社顧問移民弁護士 Kanbaraさん。
ポムは、3年前に(文学部だから)一般的な就労ビザであるH-1Bビザが取得できないことがわかっています。ですので、3年前以降、私は管理職駐在員用のビザであるL-1Bビザを目指す事になっていました。直近2年間は新型コロナウイルスのパンデミックによりビザ取得活動が進まなかったので、久方ぶりの三者会談です。


三者会談は早速Kanbara弁護士の衝撃的なフライング攻撃から開始されたッッ!!

ファイッッ!!!

Kanbara: 「はい。結論をいうと、残念ながらポムさんはL-1Bビザを取得できません。」メガネ、クイッ

ガーーーーーーン!!
ガーーーーーーン!!
(ポム、早速グロッキー。。。)

ポム: 「???なぜ? L-1Bビザならとれると言ったじゃないですか!」

Kanbara: 「いや、L-1Bビザを『取れる』なんて一言もいっていませんよ。我々は、L-1Bビザの取得を『目指す』と言っただけです。」メガネ、クイッ

ポム: 「いやいや、正論か! 理由は何ですか? あれですか? 文学部出身だからですか? また、文学部だからってダメな感じですか?」

Kanbara: 「ポムさん落ち着いてください。文学部が理由ではありません。」メガネ、クイッ

ポム: 「え、何? 他の理由? 何ですか? 何か私の仕事が悪い感じですか?」

Kanbara: 「小久保さん、説明をお願いできますか?」メガネ、クイッ

小久保: 「ポム君、これはポム君の個人的なバックグラウンドが理由じゃ無いです。」

ポム: 「??? つまり。。。」

小久保: 「落ち着いて聞いてもらいたいんですが。ポム君はG社の会社判断によりLビザを取得できません。」

ポム: 「???会社判断?」

小久保: 「G社はグループとしてLビザの取得はしないという判断になったということです。」

ポム: 「???どういうことですか? Lビザは駐在員用のビザですよね? 知ってますよ、日系のメーカーとかがよく使っているじゃないですか。何でウチは、Lビザが取れないんですか? 」

小久保: 「そう、Lビザは、G社にとって簡単に『取れない』ビザでもあるし、会社判断として『取らない』ビザでもある。」

ポム: 「???」

Kanbara: 「まず、Lビザは、G社にとって簡単に『取れない』ビザである理由を説明しましょう。」メガネ、クイッ 「まず、G社グループの資本関係は知っていますね?」

ポム: 「公開会社じゃないので正確では無いですが、なんとなくは知っています。G社グループの本社はLAですが、確か各国の関連会社は直接的な親子関係には無いはずです。」

Kanbara: 「そうです! そこがポイントです。Lビザは、駐在員を派遣する為のビザです。まず50%以上の資本関係が無いと成立しません。G社の資本関係からして、この形式要件を満たすのが非常に困難です。」

ポム: 「。。。。。。まあ、わかりましたよ。じゃあ、形式要件を満たすようにすれば良いんじゃ無いですか。。。。。。」

小久保: 「。。。。そう、そこが会社判断なんですが、G社グループとしては、Lビザを『取らない』ことにしました。」

ポム: 「。。。。。。」

小久保: 「なぜなら、G社グループは各国でそれぞれが人事採用をおこなっています。だから今までG社にLビザを取った人はいません。そして、今H-1Bビザの取得が困難な状況ではありますが、今後もこの体制を変えるつもりはありません。さらに、今後Lビザを使って駐在を増やすような人事交流も予定されていません。なので、ポム君のビザ取得だけのために会社としての体制づくりは出来ないです。」

ポム: 「。。。。。。(もう、言葉も出ない)」

小久保: 「だから、ポム君はL-1Bビザが取れないんです。。。。」

ガーーーーーーン!!
ガーーーーーーン!!

K.O.!!!
(3年ぶり2度目のK.O.)
「燃え尽きたぜ。。。。真っ白にな。。。。」


まさに、悲劇の三者会談。。。。。
遂にビザ取得ギブアップか?

普通の地方出身一家、ポム家は本当にアメリカに移住できるのか?????
是非応援よろしくお願いします。

第二十三回へ続く (この話は実録ですが、身バレ防止等の観点から若干のフェイクが入っています)
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