音楽の魔力

某音楽フェスでマスクをせず叫んでいる人がいたことで、主催者に支援金が下りなくなったという趣旨のニュースを見た。その映像を見てみると、たしかにライブ会場はコロナ禍であることを感じさせない無法地帯と化し、マスクをしない人々によって会場は熱気と興奮に包まれていた

人を狂気に駆り立てる音楽の魔力というものをまじまじと見せつけられたし、音楽を愛する僕自身を振り返る契機にもなった。

ここ数日、ブラームスのピアノ協奏曲2番を繰り返し聴いているのだが、哀愁漂い、悲哀を誘う美しい音色に酔いしれてしまう。こういうときに、音楽があればどんな苦境も生き抜いていける、という確信を持つのだが、一方でそれは自暴自棄の感情に転じかねない。

音楽を人生の+αとして捉えるのか、生そのものとして捉えるのかは大変悩ましい問題である。

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