百人一首44番

逢ふことの たえてしなくは なかなかに
人をも身をも 恨みざらまし 

百人一首44番の歌である。逢わなければ自分と相手を恨むことはないだろうに、逢ってしまうという人間の弱さ、矛盾を突いている。

ただこういう状況の最中にあっては、そんな人間の弱さすら愛おしく思えてしまう。

こんな面倒を強いる神こそ恨めしい。

もしよろしければサポートお願いします〜 (書籍購入代に充当させていただきます。)