蛍がいる鎌倉

昨晩は鎌倉の鶴岡八幡宮へ。蛍の放生があったとのことで、珍しく鶴岡八幡宮が一週間限定で夜間解放されており、境内で蛍を見ることができる。


見慣れた八幡宮も闇夜に包まれると妖艶に。

ちょっと階段を上がると、源実朝が公暁に殺されたあの場所も。実朝は夜に斬られたそうなので、彼の心境を慮りながら階段を一段一段歩いた。


階段を登ったらこの景色。当たり前だが、由比ヶ浜は見えない。

そして本命の蛍の池へ。

写真だと分かりにくいが、一面蛍の光で賑わっていた。

蛍は成虫になってから一週間程度で死んでしまうらしく、その死を予感させる光は私の涙を誘った。また、ただ池を歩いているだけなのに、幻想的な光の海を浮遊しているような錯覚も新鮮だった。

都合上、30分にも満たない鑑賞だったが心底感動した。一緒に行った友人たちも感動したそうで、その後蛍を探しに鎌倉を少し散歩した。残念ながら蛍を見つけることは叶わなかったが、気づけば自宅の最寄り駅の終電を逃すくらいまで探索に没頭していた。

また来年も会えるといいな。

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