【感想】7/15 神奈川フィル/小泉指揮
昨日は神奈川フィル/小泉指揮のこちらの演奏会へ。
ベートーヴェン8番とブラームス4番という幾度も聴いた定番のプログラムのため、私はいくつもりが全くなかったのだが、相方が行きたいというので内心渋々チケットを購入。
ところが前半のベートーヴェン8番はそんな気分を吹っ飛ばしてくれた。ハッとさせられるような1楽章の轟く一音に始まり、嵐のような展開部、茶目っ気たっぷりの再現部など、襞に隠された魅力を一つ一つ取り出すような演奏に心打たれた。また1→2楽章への移行も、アタッカでやるのかと目から鱗。
ちなみに、ベートーヴェンにしてはコンパクトで聴きやすい曲なので、クラシック初心者はこの曲から入るのもアリかなとも思った。
後半のブラームス4番も快演で、小泉さんの煽りも熱を帯びる。特に1楽章のコーダの叫び、3楽章のテンポをぐっと落とした馴染みのない表現には瞠目した。
当初は嫌々買ったチケットだったが、こんな名演を聴ける機会になるとは…。何事もそうだが、体験する前につべこべ言うべきではなく、体験する機会があるならとりあえずやっておくスタンスは大事だなと。
さて、今日も今日とて演奏会へ…!
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