7/11 カーチュンウォン指揮 神奈川フィル

昨日はカーチュン・ウォンさん指揮の神奈川フィルハーモニーのコンサートへ。

曲目は
・ブラームス ピアノ協奏曲第2番
・ベートーヴェン 交響曲第7番

簡単に感想だけ。

ブラームス ピアノ協奏曲第2番

ブラームスの方は言わずもがな、重厚さが特徴で何度も聴いていると精神的な疲れが出てきてしまう。特に第3楽章冒頭のチェロは、何かに想いを馳せずには聴くことができない。春夏秋冬でいえば秋のような、どこか哀愁漂う音色がたまらない。

ところが今回のコンサートでは、たしかにそういった重厚さは残されているものの、同時に直線的で清涼感のある音色で、今までとは全く違った印象を受けた。カーチュン・ウォンさんの曲へのアプローチに思わず膝を打った。

ベートーヴェン 交響曲第7番

さて、今回のコンサートで衝撃を受けたのがこちら。幾度となく聴いてきた曲ではあれ、こんなにも優雅で、華麗で、大胆な演奏に出会ったのは初めて。

セカンドヴァイオリンを引き立てながら進行する第3〜4楽章にかけての愉快極まりないリズムと迫力によって、終始高揚。

終演後、電車に揺られながらこの演奏に近しいと思われるアーノンクール指揮の同曲を聴いてみたが、全然違う!やっぱり生演奏っていうのもあるし、カーチュンウォンさんと神奈川フィルだからこそ作り上げられた演奏だったんだと気付かされた。

こういう経験があるからコンサート通いはやめられない。

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