全集を読むこと

去年買った小林秀雄全集、32巻中10巻ほど読んだ段階からしばらく放っておいてたので、最近ちょこちょこ読んでる。

全集を読んでいると嫌でもその作家と日々対話しなきゃらならない。一緒に暮らしてる家族と毎日話すようなもんだ。粘り強く対話を続けていると、段々と作家の思想や見ている世界が伝わってくる。小林秀雄は、突き詰めれば作家自身の「姿」が見えると言う。人間が書いた文章を人間に戻す。全集を読むことはこの営みなのだと言っている。

さて、その境地に辿り着くために今日も今日とて書を広げますか。

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