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Hota
2021年5月29日 15:47
今度、福沢諭吉に代わって1万円札の顔になる渋沢栄一の『論語と算盤』を読んだ。その中で特に印象深かったのが、志を立てよと説いていながら、立て方には失敗もあるということを赤裸々に吐露しているところだ。渋沢は人生の節目節目で大きな志を持ち、たとえば政治家として国政に参加していたい、実業界で身を立てたいといった志を立てた。しかし、前者の志を立てたのは大失敗だったらしく、「大蔵省に出仕するまでの数十年