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デザインのきっかけが「ゆるく働きたい」でも、いいじゃない

こんにちは。DesignToastというデザインスクールを運営しているほりといいます。普段、カウンセリングでは色々な方にお会いします。

カウンセリングでも「自信がない…私なんかが…」という人もいれば、「デザインって稼げますか?元とれますか?」とストレートに聞いてくれる人もいます。
SNS上でもよく叩かれる「ゆるく働きたい」という言葉も聞かれて久しいです。

ただ、私は
「稼ぎたい」という人、野心があっていいねぇ!
「カフェで働きたい」という人、いいじゃない!セキュリティ気を付けてね
「ゆるく働きたい」という人、今まで頑張ってきたんだね!自分に合うペースでやったらいいじゃん!と思います。

きっかけなんて、なんでもいいんです。
最初の学びはじめの第一歩は、フルタイムや育児のスキマ時間でも全然いいと思います。
覚悟があるやつだけ来い!みたいなのは私は不要だと思っています。だって、やってみないと好きかどうか、なんて分からないですよね~。

私のきっかけ

私のデザイン始めたきっかけは「なんかかっこいいな、デザイナーって名乗れたらかっこいいな」というだけでした。笑

大学は美大に行ったのですが、まずわたしの家系は皆医療系で、理数が苦手な私だけ、落ちこぼれみたいなところがありました。
でも全く違う分野で「芸術家っぽい」方に行ったらなんかかっこいいし免除されるだろう‥と、1年勉強して、希望の美大に実技1位で入ることできました。やったー!
でも、美大ではグラフィックを学んだことはありません(空間だったので)こんな私でも10年以上デザインをやって、向いている部類だなと感じています。

デザインを始める時、目標も、完璧なコンディションもいりません。
自分のする行動の正当化に時間を費やすより、「なんかいいかも」「ちょっと楽しいかも」と何も考えず一歩踏み出してみてほしい。
あと、時間もあって、お金もあって、と言う100%完璧な状態でスタートできる人はいません。全員「フルタイムで時間がない」「育児中で…」等、完璧なスタートを切れる人は今まで見てきても、1人もいませんでした。

向き不向きで考えたら
「デザインが好き・楽しそう」と思える気持ちがある人や、
「今の状況から抜け出したい」というネガティブからの起き上がりこぼしパワーを持っている人、
「将来出産育児しても働けるように在宅でもできる職にキャリアチェンジしたい」とかの、強い働き方の理想・気持ちがある人

…なんかは、向いているのかも?と思う事があります。きっかけ以上に、それを継続するパワーがあるかどうか、という目線での意見です。

キーは「デザイン=生活の一部」が受け入れられるかどうか

ただ、プロになるとデザインは「スキマ時間に学び・一度学んで終わり」ではなく「ライフスタイルの一部」です。
生活には、デザインが必ず日々に入り込んできて、必ず頭の片隅にある生活になってくるので「完全に、仕事は仕事としてプライベートから切り離したい」というのは難しいよ!ということだけ知っておくといいかも。

デザイナーとして喜びを感じること

私の場合、デザイナーでよかったな~と感じる事は、

・私は、見た目がかっこよかったり可愛いものが好き!というミーハー心があるので「これ、次のデザインで活かそう」と思っていたものができた時、レベルアップした感がある
・人の事を考えデザインを出した結果喜んでもらえて「ありがとう」と言われるのがすごくうれしい
・できたものが大きな広告になった時「あれ、私がやったんだよ~~!」と誇らしく思える。

始めたいけど、学習時間がとれない人へ

できるときに、できるだけ。でいい。
週1時間のスキマ時間でも全然いいと思うんです。

別に最初から100%やってやらねば!!と思わなくてもいいです。
「楽しい!もっと時間をかけたい!」と思ったらその時に、なんとか時間を作るように努力すればいいんです。

コツとして、1ヵ月も経過すると「毎日22時から15分」とか決めて生活にルーティン化ができるはず。「意外と時間作れた」っていう声も聞きます。
朝、通勤途中の電車でリサーチしてURLをストックしておく、とかね。

現にうちに来る方は皆「時間かけられないと思う」と言いながら、「他の人が頑張っててすごいし、自分ももっとできるようになりたい」と、時間を自発的に作ることができてる方が多いです。全然必須でも義務でもないのに。

それでも、無理なものは無理だから、それはそれで仕方ない。
でもそれだけの時間を頑張ってとった自分、学習前より沢山の大きなものを得られていると思いますよ。
100%できてる自分と比べるから辛いのであって、実際には30%だろうが10%だろうが、始めたあなたは始める前とは違うんだよ~~!

それでも悔しい!って気持ちを感じる人も、
私は見ていて「そんな気持ちを感じられることって、人生にそうそうあるかい!?その気持ちは今は気づかないかもしれないけど宝物なんだぜ…!」とか思っていたりするのです。
なんであれ、0じゃない。今得たものが今はすごく小さいものに思えても、5年後の自分から見たら「あれって本当にすごい経験だったな」と思えるのではないかな、と私は思っています。

まとめ:フリーランスは実力という武器を持てば、ゆるく生きられる

デザイナーって、フリーランスになりやすい職業の一つなので、女性はライフスタイルの変化を見越し今後在宅でもできるようキャリアチェンジを考える人も多いです。
20代半ば~30代中盤までの方が結構学びに来る印象。

ただ、それ以上に!!!今この記事でいいたいことは、オフィスの人間関係の悩みゼロだっていうことです・・・!!!
パジャマでリラクゼーションチェアでも仕事できるし、時間がある時は友達とだってランチできるし、時間の使い方は自由。
目覚ましかけずに好きな時間に起きて、平日出かけられて、うざったい人間関係もないんですよ~~~!!!最高じゃないですか…

でも当然、無条件にフリーランス=ゆるい、ではないと思っています。
私は、優秀さが、がゆるく生きる(ことができる)人の条件だと思っています。
ここで言う「優秀さ」とは、生まれ持った要領の良さではなく、安定給与に依存しない、自立のための努力ができることです。

リモートワークが始まって、上層部が気にしている事1位が「社員がサボっているんじゃないか」だった、という結果を見て思いましたが、
日本という国では社員って「結果出してなくても実力なくても、やってる感や努力を評価される」みたいな価値観が未だ残る社会ですよね。今も多くのフリーランスの方ですらそういう価値観を未だ持っていると感じます。

でも、その価値観ってもう今の時代に合わない。
もうどの先進国も豊かではありません。「あの子、頑張ってるから給料上げてやってよ」なんて余裕はどこにもありません。
私達全員が、頑張ってるからお金がもらえる、のではなく、結果が出てるからお金がもらえる、のだと意識を変えていかないといけないですよね。

フリーランスは分かりやすくて、サボってるサボってないにかかわらず、結果出してれば何も言われない、完全なる実力社会なところがいい。
もちろんしっかりして見えない分、影で努力するところもあります。私は「絶対オフィスになんか行かない生活したい!!!!」って、目からゴーゴー炎を燃やしフリーランスになりました笑

世の中、できる人は沢山います。自分よりデザインが上手い人もいっぱいいます。でも、だからなんだ!誰かの「生まれ持ったもの」なんてものは、大体は全然大したことじゃないんです。そんなの、ちょっと努力すれば補えるし、超えられます。
後でゆるく生きるには相応の努力が必要だけど、好きなことで生きてくって考えたら、別に辛くないですよ!

おまけ:うちで頑張る受講生、すごいぞ



未経験でも、「なんとなく」なきっかけでも、真剣になれる場所に来たらどんな人も上手くなるかは、全て環境次第、と言いたかった。(彼女たちがなんとなく、と言ってるわけではありません、誤解なきよう!)

一部の人たちは、デザインを始める事や、デザインというものをとても特別な事にしたがるように思います。デザインったってピンキリです。
海外に行ってふらふらしながらデザインをやっていた私みたいな人もいるわけで、「きっかけ」なんて本当になんでもいいのです。笑。
どんなに素晴らしいきっかけをスピーチできたとしても、デザインがダサかったら”口だけだな”と思われるでしょうし。

あなたの人生を、誰にどう思われるかなんてどうでもいい。あなたが心ときめく、素敵なものを作りましょーー!

ということで、デザイン未経験でスクール探し中の方や、キャリア相談したい方、是非カウンセリング体験説明会にほりとお話しにきてくださいね(勧誘はしてませんよ~!)


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