見出し画像

年単位で急接近、はいよる猛威と幸せな休日

お疲れ様です。六です〜。
猛威が目前まで迫ってます。2年半の年月を掛けて。もしくは、この1週間で急激に。


私のせまいせまいコミュニティの中では、幸運なことにこの2年半ひとりも罹患者がいなかったのですが、ここ1週間でばたばたと5名も出てしまいました。
このところ抗原検査キットを死ぬほど売っているので、押し寄せてきているのは肌で感じていたんですけども。入荷してもその日のうちに売れてしまうんですよ。毎日問い合わせも殺到しています。

で、心配なのが高齢の祖父の感染。同居している祖母も罹ってしまいました。めったに風邪もひかないような、元気な祖父母なので大丈夫だと信じていますが。高齢者は重症化リスクが高いですからね。不安です。お願いだから無事に回復してください。


罹患してしまうと店が回らなくなるので、新人の分際で罹るわけにはいかない。神経質にきっちり手洗いして、消毒もこまめに、必要以上に物を触らないとか、対策は徹底しているつもりです。プレッシャー故の徹底。

ただ、職場での精神的閉塞感がものすごいので、休みの日は割と予定を入れてしまっていますね。罪悪感もありつつ。でも、そうでもしないと感染症の前に精神病になりそう。

終業時間が遅いんですよ。丸一日頑張った日の夜から、頑張る翌日の朝までの間に、自分を労って英気を養うための時間と気力が残っていない。寝て起きればHPは回復するんですけど。若いから。ただ精神力が回復しないんですよね。

私の場合、精神力を回復させるためには、趣味に触れて心に豊かさを取り戻してあげる必要があります。心の栄養剤として、休日にギュンギュンに趣味の予定を入れちゃってます。


先週は京都へ行って、今週はコンサートを見に行きました。どちらも家族と。なるべく人混みに近づかないように、最高の休日を過ごしました。


京都へ行ったのは、ブライアンイーノの個展が目的でした。イーノはアンビエントミュージックの第一人者で、個展では、音と光が融合した空間そのものを楽しむ作品を体感できました。とても居心地が良くて、なかなかに居座ってしまった。
イーノを知らない家族を連れて行くのには、作品を見るペースや楽しみ方に若干の不安がありましたが杞憂でした。幼い頃から国内外を問わずたくさんの美術館に連れて行ってもらっていたことを忘れていました。
芸術に関心があるのは両親の影響かもしれない、ということにようやく気づきました。今の自分を支える大きな柱になっている趣味ですから、その種を撒いてくれていたことに気づいて、感謝の念に堪えないです。

個展のショップでグッズのTシャツを見ながら、カップルの片方が、これフジロックに着ていこうかな!とはしゃいでいたところに、もう片方が、それ着て苗場に来る人50人はいるよ、と返していた。私も買った。

フジロックは毎年配信組です。学生の頃ずっと、自由な社会人になったら、趣味の合う仲間と休みを合わせて泊まりで行くんだ!と思っていました。時勢的にも早く自由になりたい。


今日は反田恭平さんのピアノリサイタルへ行きました。

なんて幸せなんだ。音の海に浸かって脳がひたひたになっちゃった。
反田さんのピアノは1音1音が繊細にきらきらしていて、それでいて深く美しく威厳があって、めちゃくちゃかっこいいです。小さい音の中にも抑揚があって、その立体感、奥行きに引き込まれます。すごい没入感。VRブラームス。それは言いたいだけ。やっぱり緩急って大切ですね、何事においても。

アンコールを4回もやってくれた。出血大サービス。ダブルアンコールならぬクアドラプル?プログラムになかった大好きなショパンのマズルカも聴けちゃった。

帰宅してピアノに向かって絶望したりなんかして。途方もない練習の積み重ねの片鱗を覗き見て、畏れすら感じます。


色々な表現に触れて、心がとっぷり満たされるような、幸せな休日を過ごすことができました。
明日からも仕事を頑張ります。こんな心が満たされる日があれば、生きてゆけます。



ショパンコンクールの動画は、我が家ではかなりの頻度で放映されていて、これは40分もあるのにみんな覚えてしまっています。受験期には聴きながら勉強したりしなかったりした。受験が終わって、初めて生で反田さんのショパンを聞いた時は流石に泣いちゃった。

この記事が参加している募集

休日のすごし方

私のイチオシ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?