本が山のようにあって、(略)つまりそれは、分かりたいからです。
「ハル」も終わって、気づいたらほろびての公演も終わってた。気づいたらなんて生やさしいものではなかったし、「ほろびての6月公演」のタイトルを決めたのは「ハル」の本番中だった。
見たい芝居や映画や読書をことごとく断って、それはいつもの通りなんだけど、断って、ちょっと「こわいなあ」とか思いながらタイトルを決めていく。考えているときはぜんぜんたのしい作業じゃない。どんな芝居にするかとかあれこれと考えながら、メモを書いて重ねて意識とか無意識とか、どういうものにいま興味があるのかとかを