半演劇日記-1
演劇活動のことをもう少しアーカイブしていこうと思い、「半演劇日記」をはじめます。簡素なものになるかもしれませんがどうぞお付き合いください。感情を入れがちなので、極力感情を排して書いてみます。
2023年9月27日
今日は午前中からとある打ち合わせ。お昼からはほろびての制作ミーティング。リーディング公演の演出家公募に応募してくださった方の選考を植松さんと寺田さんと進める。この2人がすごい。本当に。
ミーティング終わり、紀伊國屋書店新宿本店に行って深呼吸。アリ・スミス『秋』を購入。今更&4部作の一冊目を? と考えなくもなかったが、きっと来る、読みたくなるタイミングに家にあってほしいので。ホクホクして浜松町へ移動、喫茶店へ。申請書の書類作成。改めて感じたが、あるタイミングで自分に演劇のスイッチが入るようだ。それを知ることができたのは大収穫。
この数年、かつては無意識にやっていたことを意識的に拾い直す行為が続く。衝動の先まで活動を続けるということはそういうことと向き合い続けることだよなと何年も感じている。才人は軽々と、あるいは見えないところでそういうものと格闘しながらやっているのだろう。なら、自分に避ける理由はない。みたいな。
18:30より、自由劇場でunrato『三人姉妹』を観劇。初めての自由劇場、初めての『三人姉妹』。戯曲は何度も読んでいたけど、上演では見えてくるものが違う。おもしろかった。『井上ひさしの戯曲講座(海外編)』(作品社)に書いてある解釈の上演も見たいなあ。特に冒頭。
強いセリフがさり気なく連発されていて、笑ってしまう。感動の笑い。「ここのセリフさ〜」と稽古場でもいちいち盛り上がったに違いない。たまらないよなあ。
帰り、本屋に寄りたかったけど、まもなく22時。帰路にある本屋は軒並み閉店している時間だ。コロナ前は23時までやっている書店も相当数あって、それは僕にとって救いでもあったのだけど、まあしょうがない。大人しく帰宅。
(結構長くなってしまった。次はもう少し要素を絞って書いてみよう)
いただいたサポートは、活動のために反映させていただきます。 どうぞよろしくお願いいたします。 ほそかわようへい/演劇カンパニー ほろびて 主宰/劇作、演出/俳優/アニメライター