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心のノート

「心のノート」というものをご存知でしょうか。

最近ニュースか何かで取り上げられていたので、今回はこのノートのことについてお話したいと思います。


心のノートについて

「心のノート」と聞いてそれが何なのかわかるのは2002年から2009年の期間に学校に通っていた世代だけなのだそうです。

私はその世代にかかっているので「ああ、あれか」と思ったのですが、これを中学の入学と同時に渡された時は妙なノートだなと思った記憶があります。


結局あれは何のノートだったのか

結局あれは何のノートだったのだろうかということを深く思い出そうとすると、確か教師との交換日記みたいなものだったと記憶しているのですが、この世代に学生をしている方、この認識は合っていますか?

今思えば、みんなどんなやり取りをしていたのだろうかと疑問です。
毎日毎日書くことなんて、なかったです。

しかも相手は教師です。
「勉強だりぃ」とか書くわけにいきませんし、私としては胸の内を話す相手ではないので、非常に表面的で、どうでもいい話を交わすしかない薄っぺらいノートでした。

私は中学一年でこのノートを初めて手にし、担任教師とやり取りをしていたわけです。

こんなことを書いていいのかわかりませんが、実はこの年の教師は逮捕されてから出所してきてすぐ担任についた人だったので、そのような人と交換ノートをしていたのだと今思うと、なかなか珍しい出来事であったのかもしれません。

いっそのこと道徳の時間にその頃の先生の胸の内を話してもらえたら生徒は更に大きく成長したのではないかと思いますが、流石に無理ですよね。(私も教師に対して胸の内を文章にすることはなかったわけですし)


心のノートのその後

2002年にはじまり2009年には終わった心のノートですが、2014年には「私たちの道徳」というノートでまた配布が開始されているようです。

2014年以降に学生をされていた方は、このような名前のノートに記憶はありますか?


Wikipediaの心のノートの項にはこんなことが書かれてありました。

「いい子」であることを求め、ネガティブなものを排除する傾向がある
ネガティブと見なされる「暗いこと、汚いこと、醜いこと、弱いこと、やりきれないこと、切ないこと」などを排除している

なるほど。
いい子ではなく、暗く醜い考えを持った私だからこそ少々厳しいノートだったようです。

Wikipediaのページを読んだだけでもかなりのツッコミどころがありましたが、企業の商品開発部ではないので最適解もなさそうです。

ですが「どうしたら学生の心が健康に近づけるのだろう」と悩み、考えるその心こそが人を少しばかり救うような気もします。






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