『私とタロットのヨモヤマ話』第百二回 ≪小アルカナ≫ ワンドK(キング)【正位置 始】
会社を白にも黒にも塗りつぶすのが社長
初めましての方、ようこそいらっしゃいました。
二度目以上お運びの方、本日もありがとうございます。
こんにちは、あらたまです。
『私とタロットのヨモヤマ話(略称:タロヨモ)』とは――
オカルト大好きな私あらたまが、タロットを研究するため日夜デッキに触れカードを展開していく中で、気付いたことや感じた事や発見した事を、楽しい読み物として記録に残そう……という連載企画です。
大切なので何度でも書きますが、タロットの教科書でも辞典でもありませんし、タロット研究者や占い師向けのためになるアドバイスもありません。あくまでも娯楽系。エッセイです。
毎日読むのにちょうどいい、約1000~2000字を目指してお届けします。
さっくり楽チン、軽やかで変テコなひとときを楽しんでいただけたら嬉しいです。
ワンドKって、ライダー版のデッキではこんなカード。
アナタはどんなイメージを抱きましたか?
赤い頭巾に赤い衣装。マントは玉座からはみ出すほどにゴージャスです。
一見すると屋外に居るようですけれど、彼の目の前にはどんな光景が広がっているのでしょうね?
ちんまりと控える黒い蜥蜴は、お友達?実はこう見えて、王様の師匠だったりして??
細かなところまで観察していくと、想像力がどんどんかき立てられます。
※こちらのnoteは初回投稿日の22:00まで全文無料で、その後はご挨拶部分を除きまして有料(100円)でお読みいただく設定に変更いたします。
それでは、前置きはこのくらいに。
本日の『タロヨモ』始めましょう。
私という会社
私の中で理想のカリスマ社長というのは、長らく、無言実行型の会社経営者を指す言葉であったように思います。背中で語り、社員の意見にしっかりと耳を傾けて精査し、熟考しつつも決断は速く、誰もが「あの人について行けば安心なんだ」といわれるようなタイプね。
それに対して、有言実行タイプの社長というのは、信用ならないなあと思っていました。
その人が一人の時なら良いけど、多くの社員を束ねる社長となると、号令一つで社員全員に自分の望みや夢を背負わせてしまうような存在に見えたからです。社員一人一人にだってライフプランというものがあって、それを実現するために信頼できそうな会社を探し就職しているのであって、社長の夢を叶える1ピースとして存在しているのではない――そういうのがすっぽり抜け落ちてる。理想や言葉で社員を呪縛し、会社という自らの夢を膨らませるために行動し現実化していく。なんとなく、そういう印象を長いこと抱いていました。
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