103万円の壁

■テーマ

バイトをする時によく聞く「103万円の壁」とはなんなんだろうか

■自己紹介

関西の情報系の大学に通う大学2回生

将来は起業したいので、勉強中!


■所得税

所得税というものは、稼いだお金に対してかかる税金で、国家の税収の一番大きい部分を占めるものです。

最大45%もかかることもあり、所得税が払えなくて破産する方も多いので、しっかり知る必要があるでしょう。


■103万という数字はどこから?

稼いだお金には、必ず所得税がかかるのですが、103万までは非課税なんです。

給与所得控除・・・65万円
基礎控除  ・・・38万円

という二つの控除制度があって、それらの合計が103万なんですね。つまり、103万円以降のお金にに税金がかかるということなんです。仮に110万円の年収があった場合は、超過分の7万円に5%の税金がかかります。

(学生には勤労学生控除という控除が27万円分加わるので、130万の壁と言われることもあります。)

所得税は累進課税といって、収入が上がれば上がるほど、税率が上がるので、収入が多いほど多く支払わなければならないということです。

画像1


■住民税

所得税に似ている住民税というものもあって、これは収入が100万円以上からは課税になる税金です。これにも勤労学生控除があって、27万円分控除があります。よく100万円の壁や、127万円の壁ともいわれます。

住民税はだいたいの地域で10%であることが多いです。


■【ここで結論】■      

*学生は特別な理由がない限り、103万を超えない方がいいです。*

先ほど書きました通り、7万に5%なら、3500円。

そのくらいならいいじゃないの?って思うかもしれないですが、それがよくないんです。

その理由は、学生はほとんどの場合、親の扶養に入ってます。つまり私は親に養ってもらってます、ということになっているのです。

そして親には子供の年齢に応じて、扶養控除といって、子供を育てている分税金を安くしてあげるよ、という制度があるんです。

画像2


しかし子供が103万円以上稼いでしまうと、それは養ってもらう必要がないとみなされ、親の扶養から外れてしまうんです!


実はこれが大きくて、仮に父親が20%の所得税がかかる年収だったとして、20歳の子供が104万稼いだとします。

そうすると、扶養が外れ、

63万に20%所得税
45万に10%の住民税がかかり、

計17万1000円多く税金を払わなければいけなくなるんです。。


これまで、いくつかの壁が出てきましたが、やっぱり扶養から外れてしまう103万円が意識しなきゃいけないラインなんですね。


■再び結論

親の年収にもよりますが、103万を超えたとたん、何十万円も急に税金がかかってしまうので、特別な理由がない限り、103万は超えないほうがいいですよね。そーゆー意味でやっぱり壁なんです。



拝読してくださりありがとうございます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?