見出し画像

Polyglot Gatheringに参加して

ヨーロッパを中心に行われる多言語話者向けの祭典の一つ『ポリグロットギャザリング』が日本時間の今日早朝に、日本でひっそりと幕を閉じた。

『ポリグロットギャザリング』はポリグロットたちの祭典であり、言語オタクや言語愛好家が一挙に集まる年に一度のイベントだ。今年はコロナの影響で完全なオンライン大会となったが、以前はベルリンやブラチスラヴァなどで対面形式の開催だった。

総合的な情報

1.参加者数 一〇七九人
2.六五カ国以上からの参加 有
3.今回は一四五言語が話された
4.最も話された言語:🇬🇧🇺🇸英語、🇪🇸スペイン語、🇫🇷フランス語、🇩🇪🇦🇹ドイツ語、🇮🇹イタリア語、🇷🇺ロシア語、🇧🇷🇵🇹ポルトガル語、🇨🇳中国語、🇵🇱ポーランド語、🌐エスペラント語
5.特記された使用言語:カシューブ語、グアラニー語、マオリ語、オジブウェ語、コサ語
6.参加費用:50ユーロ程度。参加が早ければもっと安くなる

日本人はほとんどいない。個人的な印象としては第二〜言語として日本語を話す人や日本語を勉強しているという人はうじゃうじゃいたが、日本人の参加は少なく、全部で見た限り五名程度?であったように思う。トルコ語の部屋に女性が一名おられたのと日本語の部屋に一名途中で参加されていた。自分含めて三名の発見。

何をするところ?

1.プロアマ問わず、言語に関する講演を聞く
 学習のメソドについての講演、少数言語の紹介、言語学や言語の授業が行われる。
2.交流
 言葉を話すための部屋が設けられ、言語やレベルに合わせて入室できる。そこで言葉が上手い人はそれなりにおしゃべりし、あまりまだ上手でない人は聞いたり、それなりにしゃべったり自分ができる範囲で言葉を愛でる。

おそらく対面の頃は物販や語学の出版社やアプリ、プログラムの会社のプレゼンなどもあったと思う。しかし今回は完全オンラインのためない。

何語が話せればいいの?
いくつ言葉が話せれば参加できるの?

特に条件はない。ただ言葉が好きであればいい。このイベントは別に教養が高いハイソな人々向けのイベントでもなんでもない。

見ている限り、話せる言語が最も少ない人で三言語程度かと思われるが、一言語しかしゃべれないからといって参加が断られることは、まずない。

ただし、言語によって参加できる講演や部屋が別れるため、三言語以上の知識や能力がないと楽しめないイベントになるのではないかと思う。自分が知らない言語を聞けるならなんでもいいという場合は別になるけれども。

どんなところに参加しましたか?

合計で十一言語の部屋にいました。今回は自分が始めたばかりの言葉や会話が苦手な言葉を中心に凸をかけました。しかし、話せないのもつまらないので、時折には自分がそれなりに話せる言葉の部屋に突入し、自分なりに会話やヒアリングを楽しみました。

1.特訓用:
🇿🇦アフリカーンス語
🇧🇷ポルトガル語(ブラジル)
🇸🇰スロヴァキア語
🇹🇷トルコ語
🇮🇷ペルシャ語

2.リラックス用:
🇯🇵日本語
🌐エスペラント語
🇩🇪ドイツ語

3.凸したが誰も参加者がいなかった部屋
🇫🇮フィンランド語
🇮🇱イディッシュ語

しばらくは自分の感想や備忘録のようなものをまとめていければと思います。




資料や書籍の購入費に使います。海外から取り寄せたりします。そしてそこから読者の皆さんが活用できる情報をアウトプットします!