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63,472字終わってすぐ、「またやりたい」って思える強さ。

2か月かかった翻訳、昨日を以て終わった。トータルで63,472字の日本語をスペイン語に訳す仕事。

2か月前といっても完全版が「あとはよろしく!」とくるのではなく、それぞれの報告書と図表素材が思いだたようにメールで添付され、最終締め切り日もあってないようなもので「これは1週間後が締め切り」ということもざら。

完成版がスペイン語なので、ネイティブチェックも入れて(もちろんその分の費用はこちら持ち)提出。一番最後は、最終日の6日前に日本語が届いた。起きている時間すべてささげて、納得いく翻訳をつくった。

だけど私、翻訳が好きなのか、夢中でのめりこんだ。「そうそう、この一言がジャストだ!」「読後感おっけ~」とチェックする作業も好きで、好きなフォント(ちなみにCambria)に整えるのも好きだった。

好きなことって、ちっとも苦痛じゃない。自分の時間はなかったけれど、楽しかった。またやりたいくらい、面白かった。

またその仕事とは別のプロジェクトで1週間、子連れ出張を乗り越えたのもおおきかった。その時は必死だけど、今思うと「よくやったなぁ」の一言。

ベビーカーももっていかず、子どもを抱えてお客さんと会議して、機嫌とりつつ現地の保育園に預けて。どれだけ準備をしても当日熱を出したらアウト、という綱渡り。精神的には極限だったけど、引き受けてよかった。

仕事って、1年に一回(ぼうっとしてれば数年に一回)「これを乗り越えたら次の局面にいける」というものがある。私は退職後、久しぶりにヒットを打った気がする。今までピッチャーゴロだったのが、「誰がみてもあなたは次のレベルだね」と言われる仕事ができた。

やっとフリーとしてスタートラインに立てた。

さぁ、次は何しよう。

この開放感だけを楽しみに2か月乗り切ったけど、ろくに休まず特に締め切りのない次の仕事に着手するのは私は好きなことしかしてないからだろうなぁ。

1.クラウンドファンディングに挑戦して、次のイベント費用を得たい。

2.5月の一時帰国に向けて買い物リストをつくる。

3.パソコンの整理。グーグルフォトをもって見やすく、アルバムにまとめる作業。

4.キッチンの戸だなを使いやすく整理したい。

だけど、やっぱり翻訳って面白いなぁ。

終わったすぐなのに、また何か訳したくなる。私の単語欲が刺激されてとまらないのか・・・。

好きなことを仕事にするというより、好きなことしか仕事にできない人間の戯言でした。




主に書籍代です。