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2019年度 下関市立大学 前期日程(全学科共通 小論文「論述(長文理解)」 模範解答

問1
ものごとの意味や価値などは人によって異なる以上、それらによって構成される世界も、主観的なものである。人間は他者と主観的な世界の意味や価値を言葉によってやりとりし、それにより世界が間主観性を帯びる。ところで、各人が同一の客観的世界に住んでいるという共同幻想をもったほうが、言葉のやりとりが円滑になる。だから、あたかも世界が人間主観とは無関係に、自立して存在するかのような客観的世界観が成立する。(196字)

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