ソムニウム(78)流れ
雨上がりの道を歩く
駐車場の空きスペースに
人のかたちをした
水が立ってて
俺はお前だ、
お前は流れだ、
流れが枯れるまで生きろ、
と言う
わかった、
と答えて歩く
たっ たっ じゃたっ たっ
とくん とくん
たくん たくん
人のかたちの水の流れが
自分の中に確かにある
濡れて輝く立ち木の梢が
顔をかすめてきらきら光る
(終わり)
長編小説は完結するまで、詩は100本書けるまで、無料公開しています。途中でサポートをもらえると嬉しくて筆が進みます☆
雨上がりの道を歩く
駐車場の空きスペースに
人のかたちをした
水が立ってて
俺はお前だ、
お前は流れだ、
流れが枯れるまで生きろ、
と言う
わかった、
と答えて歩く
たっ たっ じゃたっ たっ
とくん とくん
たくん たくん
人のかたちの水の流れが
自分の中に確かにある
濡れて輝く立ち木の梢が
顔をかすめてきらきら光る
(終わり)
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