ソムニウム(64)虹
路地を抜けて顔を上げると
広大な泥の河が流れていて
水面から虹が立っている
こんな大きな虹は見たことがない
どこまでも目で追いかける
ぐるりと頭が股をくぐって
一回りするといつもの街並み
虹も河も消えている
何だったんだろう
手の平を見る
生命線が手首を超えて
肘の裏まで伸びている
(終わり)
長編小説は完結するまで、詩は100本書けるまで、無料公開しています。途中でサポートをもらえると嬉しくて筆が進みます☆
路地を抜けて顔を上げると
広大な泥の河が流れていて
水面から虹が立っている
こんな大きな虹は見たことがない
どこまでも目で追いかける
ぐるりと頭が股をくぐって
一回りするといつもの街並み
虹も河も消えている
何だったんだろう
手の平を見る
生命線が手首を超えて
肘の裏まで伸びている
(終わり)
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