詩「簡易的な台無しの快楽」
即席に
湯を注ぐ
半分くらいで捨てる
簡易的な台無しの快楽
選択肢
「はい」「いいえ」
結局「はい」
プレー中
ディスク折る
簡易的な台無しの快楽
だからひとり
見るもの見るもの離れていって
だからひとり
触れるの触れるの病気になって
簡易的な台無しの快楽を
試みたくなる そんな衝動
女
グランチェック
右手
マキタのチェンソー
全くそぐわぬ凶器のようだ
簡易的な台無しの快楽
間隔
段々
短くなって
だからひとり
見るもの見るもの離れていって
だからひとり
触れるの触れるの病気になって
簡易的な台無しの快楽を
試みたくなる そんな衝動
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