詩「地球外炭酸飲料」


となりの県にも
    いけない俺は

地方の一間で
   宇宙にいくよ

    ほらだって

      理科室の匂いだし

          キンピカだし

    湧き上がる
      一粒一粒が
        小惑星の
         地球外炭酸飲料

  こいつを飲み干したんならば、
        宇宙にいけない
           わけないだろ


  ツーツー...
ツーツー...
   
  「こちら、『ハチジョウ201』
    息もできない
    真空余所に
    テクニカのイヤホンで
   『Champagne Supernova』を
           聴いております。

    地球の朝が
      懐かしくなる
        今日この頃であります。」

   


             ツーツー...
            ツーツー...
   
  「こちら、『ハチジョウ201』
    息もできない
    真空そばに
    テクニカのイヤホンで
   『Champagne Supernova』を
            聴いております。

    地球の朝が
    恐ろしく
    うち震えております。

        応答願う。

        応答願う.....。」

   


   

    

   

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