好きなものを摂取するために今はまだ死ねない

そろそろ世の中のオタクが瀕死の危機にさらされていることかと思うがみなさまいかがお過ごしか?
ことごとく楽しみを奪われて発狂している人も多いのでは。

かくいう私も予定していたイベントが中止になり、非常に無念。
3月中の実施だったので覚悟はしていたけど。何ヵ月も前からチケット取得に奔走し、発券したら思いのほかいい席だったりで当日に思いをはせていたのになぁ。しかしこの無念さは参戦するオタクだけでなく、主催者側だってそうなんだよね。それに金銭的にもすごい損害だものね。

こわいねーコロナウイルス。かかったら重篤化するだとか、実は大したことないとか、みんないろいろ言うけど結局何もわからないじゃないか。見えないし未知のものはこわくて当たり前。

私としてはコロナ広めないようにするためにあらゆる娯楽の自粛はある程度仕方ないと思ってる。なにぶん私も持病があって感染したら重篤化するリスクがあるし、家族もそうだから。人と接触する機会が多いと感染者が増えるのは当然だもの自粛はするよ。可能な限り感染しないための努力はしていく。
だけど本当にこんなやり方でいいのか?いつまでこの状況が続くんだ?というイライラもあるし、この国の対応にも絶望したし、早く平和な世の中になることを願うのみです。

こういうとき、エンターテイメントは真っ先に自粛せざるを得ないのしんどいよなぁ。娯楽ってやつだし、当たり前だけど生きていくのに必要かどうかを問われるとないからねぇ(オタクにとっては必要不可欠だが)今回の件で改めてそのエンターテイメントに生かされていることに気がついたオタクも相当いると思うけど。趣味があるから生きていけるタイプの人にとってはこのご時世、地獄でしかない。


下手すると趣味を奪われただけでなく、仕事もなくなってしまった人もいるんだよね。このままだと倒産する会社がかなり出るとか。
我々は何と戦ってるんだ?ウイルスか?国か?
このままだとウイルスにやられて死ぬのが先か、国の対応がまずくて死ぬのが先かわからないね。


こういうときエンタメ系の仕事はとにかく不利だ。まずこの状況で人を集める娯楽を実施するなんて許されないのだから。あとはこの国にありがちな、自粛ムードってやつね。災害とかあると、みんな自粛。遊んでる場合じゃないだろ?ってあの空気。不幸はみんなで共有するというあの空気。慈しむのが悪いとは思わないけど、いつまでもみんなで不幸を憂いていても何も生まないじゃないの。どうも好きじゃないんだよな。でもそれがこのお国柄というか、国民性というかなんだよな。
娯楽は平和あってのものだったんだな、とこの度の件で改めて思うわけで。

知人に、一般職から医療系を目指していた人がいて、なぜ医療に就きたいのか聞いたら「医療はどんなことがあっても仕事なくならないし、どこでもやっていけるから」と言っていて、とても現実的で将来を見据えていて賢い人だなと感心した覚えがある。実際そうなんだよね。この状況になって思った。

だけどさ、確かに医療は人が生きていくのに必要不可欠な仕事だと思うけど、日々の暮らしでエンタメだって必要なものだってわかったじゃん。
無趣味で別に…って人もいるかもしれないけど、みんな何かしら音楽とか、映画とか、漫画とか、小説とか、ゲームとか、写真とかいろいろ楽しみを見つけて生きている人がたくさんいるんじゃん。それに助けられてなんとか明日も頑張ろうって思って生きのびてる人もいるんじゃん。
それが、こういう状況になったときに掌返したようにそれどころじゃないだろって自粛になるのってあんまりだなって思う。
いや、わかってんの。わかってんのよ私もそれどころじゃないだろって思っているところもあるし。でもエンタメ業界がピンチなんだよ。いつもお世話になってるエンタメ業界が涙飲んでる。このままだと本当にコロナが収束する頃には、この業界で働く人々が辞職せざるを得なくなってしまう。
どうも国の対応も冷たいし、私たちにできることはないのかなぁと思う最近です。
グッズ買ったり、配信作品なら繰り返し視聴して再生回数稼いだりとかだろうか、今私にできるのは。
また落ち着いて自分の好きなものを存分に楽しめるようになる日まで、私自身の健康にもしっかり気をつけていかなきゃいけない。

死なんぞ。まだ死んでたまるか。推しの次の仕事も見届けるんだ私は。

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