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(公共)政策って何だろう その2 政策の体系性;政策(目標)・施策(目標)・事務事業

細川です。(公共)政策って何だろう その2です。

その1はこちらから
https://note.com/poliscoletokyo/n/n4d687dcb977b

行政学のテキストを見ると、政策(目標)・施策(目標)・事務事業と一般にいわれます。事務事業を達成すれば、施策(目標)は達成できて、最終的には政策は達成するというもの。イメージはこんな感じでしょうか。

政策ロジックその1

大体、この手の議論をすると、以下のコメントが多く寄せられます。

当たり前ではないか。
民間企業では当然である。
総合計画・創生戦略などはこのロジックでできる。

本当なのかなぁと思うことをしばしばです。なぜならば、↑の モデルは、政策目標がシンプルなほど機能するはず。規模が小さく、目標がシンプルなほど機能する可能性が高いと思います。

行政組織の組織は、総合総社的です。生活保証から道路建設までなんでもする組織です。ということは、自治体の政策目標は必然的に抽象度は高くなります。そして、補助金・助成金の関係で、他の省庁の縦関係も発生します。私自身いろんな組織・集団の経営に関するコンサルティングを生業としていますが、行政組織が一番難易度が高いです

いろんなメディアで、行政は「民間企業と比べて論」でいかに非効率かという議論が多いですが、それには無理があります。そもそも、そういう体質であり、だからこそ、組織設計を丁寧にしないとだめということかと思っております。

次回は、組織設計と目標をどのように設置するのか議論します。

(了;細川)

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