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[PoliPoliをご利用のみなさんへ] Polin制度廃止について

いつもPoliPoliをご利用いただき、ありがとうございます。PoliPoli代表の伊藤です。

PoliPoliでは、サービス内で政策にアクションするとサービス内で使えるポイント「Polin」が貯まり、新しい政策のリクエストができるようになるという仕組みがありました。

この度、9/3(木)にPolin制度をサービス内にて、廃止させて頂くことになりました。(Polin自体はフォームにて、年内まで利用できる予定です。)

なぜPolin制度を廃止するのかの理由と今後の対応などについて、説明させていただきます。

なぜPolin制度を廃止するのか 

そもそもPolin制度をはじめた理由は、政治に直接何かアクションするという行動はこれまであまりされてこなかったため、ポイント制というゲーム感覚をつけることで行動しやすくしてもらうためでした。

しかしPolinを廃止した方が良いと思ったのには、以下の三つの理由があります。

①想定以上に政策が進む

当初の想定だと、政策が進むのは数年単位だと考えていました。

しかし、木村やよい議員の「コロナと闘う看護職に危険手当を!」の政策が看護職の方への最大20万円の給付として実現したり、長島昭久議員の「子ども宅食の全国展開で子育て家庭の孤立を防ぐ」の政策は実際に議連が立ち上がったりしたりするなど想定以上に進んでいきました。

そのため、Polinというポイントによるゲーム感覚がなくとも、政策を進めるというモチベーションによって、政策にアクションしてもらえるのではないかと感じました。

PoliPoliを使ってくださる方からも以下のようなご意見がありました。

②政治に直接意見を伝えることが、ある程度は定着してきた

12月にアプリからWeb版に移行してから約9ヶ月間で、数万人の方々に利用していただき、様々な声を直接政治に届けていただきました。

史上最高の政治プラットフォームをつくるのが僕らのビジョンですので目標には程遠いですが、政治に直接意見を伝えるという行動に関しては、成功体験もできつつあり、ある程度は定着してきたように感じます。

例えば、生理に関しての政策リクエストから、伊藤たかえ議員が生理政策を取り組んでくださることになり、意見交換会も先日開催されました。

伊藤たかえ議員によると、これまで日本では生理政策に関して国としては充分には取り組んでこなかったそうなので、みなさんの声が政治に新しい動きを作ったと感じ非常に嬉しく思っています。

以上のように、政治に直接意見を伝えるという行動を、ある程度はしてもらえるようになってきたので、わざわざポイントというモチベーションがなくとも行動してもらえるのではないかという気づきがありました。

③サービスをわかりやすくしたかった

Polin制度の廃止の一番大きかった理由としては、サービスをわかりやすくしたかったということがあります。

特に普段からWebサービスをあまり使わないような方などは、Polinという少々複雑な仕組みがあると、仕組みを理解しづらくなってしまいます。
この複雑さによって政治家さんに直接意見を届けられるという体験をしてもらえなくなるのは本末転倒な気がしました。(僕自身、愛知の実家に帰るたびに親の知り合いの世代にとっては、PoliPoliの仕組みを理解しにくいと伝えられています..)

そして、PoliPoliアンバサダーの方々やSNSでもアンケートを取ったところ、「使いやすくなるならPolinがなくなっても大丈夫」という方が大部分であったのが決め手になり、廃止の決定を致しました。

Polinをお持ちの方へ

Polin制が廃止されると、登録さえすれば誰でも政策のリクエストができるようになります。

しかし、この政策のリクエストをするために、これまでPolinをためてきていた方もいると思います。その方々には、本当に申し訳なく思います。

代わりと言ってはなんですが、Polinをお持ちの方に政策のリクエストとPoliPoliへの改善のご要望を以下のフォームから頂きたいと思っております。

フォームを送信して頂く際に、政策リクエストや改善のご要望への想いの分だけ、保有Polinを重みづけしていただけると嬉しいです。そのPolinの分だけ頂いたご意見を重要視致します。(保有Polin内であれば何度でも送信してください。)

また、フォームの受付は2020年までとさせて頂く予定ですので、Polinをお持ちの方は年内によろしくお願い致します。


おわりに

日本だけでなく世界を見ても政治プラットフォームというのは、まだ明確な成功例があまりない状況です。

しかし、PoliPoli上で実現したり前に進む政策を増やして、政治への成功体験を地道に作れれば、自分でも社会を変えられるんだという「自己効力感」を持てる社会になると思っています。

PoliPoliが史上最高の政治プラットフォームになり、誰でも国づくりに関われる社会にするため、引き続きコツコツとサービスの改善や運用を行っていきますので、引き続きご一緒に世の中を良くして行けると嬉しいです。