これまでのわたしとこれからのあなたにさよなら
あなたは今日、わたしの知らない世界に連れていかれてしまった
こんなにきれいに晴れたのは、あなたが晴れ女だからだね、きっと
「███ちゃん、こっちに来なよ」
真っ青な空に存在感たっぷりに鎮座する太陽から
外に日差しがさんさんと降っている
「███ちゃん、こっちに来てよ」
白くてきれいでこの世に
同じものなどないこの物体を
あなたのもとにとどけるために
わたしは一歩一歩
ゆっくり近寄っていく
「███ちゃん、ありがとう」
窓ガラスが切り取った
明るい平行四辺形が床に落ちている
わ