中国でトイレ詐欺に引っ掛かってしまった話

中国の騙しの手口

中国の騙しの手口って複雑なものもあるのかもしれませんが、「そんなの騙される人いるの！？」ってこっちがビックリするくらい分かりやすいものが街に溢れています。

中国の街中を歩いていると施しを求める人がよくいます。

手足の無い人だったり、目が見えてない人が小銭を求めて茶碗を置いて座っていたりします。

中には１０歳くらいの小さな女の子がマイクを持って歌っている場合もあります。

本当に歌っているのならまだ良いのですが、CDプレイヤーを脇に置いて普通にCDを流しているだけです。

女の子はというとマイクを持って歌っているフリです。

しかもCDプレイヤーを隠しているならまだしも、全く隠そうともしていません。

果たして詐欺なのか何なのか、もうよく分からないレベルです。

他にこういうこともありました。

中国から日本へ帰る時、飛行機の乗るために空港に行くわけですが、国際線の搭乗手続きをしている時、怪しい連中がよく近寄ってきました。

若い男が近寄って来て、「日本へ行くのか？それならこの荷物も一緒に持って行ってくれないか。」と言ってきます。

もちろん完全無視です。

しかし、そいつは搭乗手続きをしている人に手あたり次第に声をかけます。

「そんな頼みに応じる人間がいるはずない」と普通に考えれば分かると思うのですが、中国では空港に行くとこういう奴にたまに出くわします。

私は一度も中国では騙されたことはありません。と言いたいところですが、残念ながら中国で騙されたことももちろんあります。

詐欺トイレ

中国でいくつか観光地を旅行したことがあるのですが、トイレがどうにも不便です。

日本の観光地のようにいい感じの場所にトイレが無いんです。

いつもいいところでトイレに行きたくなります。

しかし、トイレを探してウロウロしているとトイレが見つかることが多いんです。不思議ですよね。

ボロボロのトイレなんですが男マークと女マークが一応表示してあります。

大体トイレの脇にその辺の住民と思われる日焼けしたおばあちゃんや子供が座っていて、トイレに入ろうとすると「トイレ使うなら〇〇元だよ。」等と言ってきます。

まぁこれ、例の中国の詐欺なわけですが、中国人の友達に話を聞くまでは私は完全に騙されて払っていましたね（笑）

ちなみに値段は大体１元から５元くらいでした。（２０円～１００円）

その人の敷地にあるものだと思いこんでいました。

しかし、友達と旅行した時、友達は「１元だよ」等と相手から言われても普通にトイレに入って、全く金を払わずに立ち去って行きます。

私が「金を払わなくていいのか」と聞くと、「近所に住んでいるだけの人間が勝手にトイレを建てて金を騙し取ろうとしているだけだから気にしなくていいよ。」とバッサリ。

それ以降、私も観光地で詐欺トイレは遠慮なく使わせていただきました。

金を払わなくても何か言われることはなかったですね。

彼らもお金を払ってもらえれば御の字、払わない奴にいちいち詰め寄って金を払わせようなんて非効率的なことは考えてないのでしょう。