過日、日帰れる温泉を巡らむとおもひ立ちて巡り始めるなり。
世の塵にまみれうみし吾なれば、四万の病に効けるといふ温泉場にまづおもむきたらんと欲し、かの地を訪れり。
かくて『清流の湯』なる日帰り温泉施設に至りければ、内湯も広く、露天もありて、いみじう安らかなる心持ちになりのびらかに湯を堪能せる。露天より見えし川のおもては少し青みがかりて、不思議な面持ちをおぼえり。
湯よりあがりて後、湧きし湯を飲める場があるもよし。
その後は別の温泉に行きしことも少なく、かの地に通いたること多く現在にいたれり。回数券ももとめたり。
#至福の温泉